七つの大罪(9) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063951073

作品紹介・あらすじ

かつて王国転覆をはかったとされる伝説の逆賊・〈七つの大罪〉。今もなお執拗に、そのお尋ね者を追うは、王国の要・一騎当千の聖騎士たち。しかし、切なる想いを胸に秘め、〈七つの大罪〉を捜す一人の少女が現れた時、世界の様相を一変させるとびきりの冒険が始まった! 痛快無比のヒロイック・ファンタジー、開幕!!

エリザベスを救出せんと、王都へ突入するメリオダスたち。快進撃を続けるメリオダスだが、突如、王都に第三勢力が襲来する! キャメロットの新王・アーサーと大兵団。いまだ底知れぬ力を秘める聖騎士長二人。〈七つの大罪〉vs.聖騎士vs.アーサー王! ひりつくほどの緊迫感の果てに待つのは、歓喜か! 絶望か!

感想・レビュー・書評

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  • 1~9巻まで読了。

    いやぁ~、コレは面白い!
    ひさびさに少年時代にワクワクドキドキしながらページをめくった
    あの頃の冒険心を甦らせてくれる
    壮大なファンタジーに出会いましたよ!


    10年前に王国転覆を謀り散り散りとなった7人の大罪人を
    『七つの大罪』と呼び手配書を出し今なお捜索する
    絶大な力を持つ聖騎士。
    実は聖騎士は英雄とは名ばかりで
    リオネス国王を拘束しクーデターによって国を制圧。
    国民や周辺の村人を強制連行し
    兵士や労働者として働かせていた。
    国の現状を憂いたリオネス国第三王女・エリザベスは、指名手配されている伝説の騎士団 『七つの大罪』に助力を願うため一人旅立つ。
    やがて食うや食わず傷だらけで辿り着いた酒場で
    ついに追っ手に捕まってしまったエリザベスは、
    その酒場の主人である少年・メリオダスに救われる。
    実は彼こそが『七つの大罪』の団長で
    悪名高き『憤怒の罪のメリオダス』だったのだ…。


    主人公は見た目は子供だが
    (何故子供の姿なのか、何故10年間の記憶がないのかは不明)
    柄だけの刀を背負い、
    豚の帽子亭でマスターをしながら
    『七つの大罪』のメンバーを捜す団長メリオダス。
    (憤怒の罪~ドラゴン・シン)

    メリオダスの相棒兼移動酒場「豚の帽子亭」の看板豚で
    人間の言葉を理解し話せる
    キュートな豚のホーク。

    暴走する聖騎士たちを止めるため錆び付いた鎧に身を包み
    単身『七つの大罪』を捜す旅に出た
    リオネス王国第三王女で16歳のエリザベス・リオネス。

    『七つの大罪』の団員で
    メリオダスに恋する巨人族の少女
    ディアンヌ。
    (嫉妬の罪~サーペント・シン)

    『七つの大罪』の団員だが聖騎士の手に落ち
    監獄に幽閉されていた不死身の体を持つ男、バンデット=バン。
    (強欲の罪~フォックス・シン)

    『七つの大罪』の団員にしてブリタニアの森の妖精王の
    キング。
    (怠惰の罪~グリズリー・シン)

    『七つの大罪』の団員で
    究極のKY美青年のゴウセル。
    (色欲の罪~ゴート・シン)

    「豚の帽子亭」を背中に背負って歩く巨大豚のホークママ。

    と国民的冒険漫画「ワンピース」に負けず劣らずの魅力的なキャラのオンパレードなんやけど、
    敵キャラもまたそれぞれのドラマを背負っていて
    ちゃーんとそれぞれが持つ
    「戦う理由」を描いているところがスゴい。

    国王の側近で
    父親である聖騎士長ザラトラスを殺した『七つの大罪』に復讐するため彼らを執拗に追う
    イケメン聖騎士のギルサンダー。

    覚醒した聖騎士見習いの少女ジェリコ。

    弟を守るため悪魔に魂を売り渡した新世代の女聖騎士ギーラ。

    などなど
    キャラの魅力だけでグイグイ引っ張っていく
    腕力もお見事!


    初めての酒場の仕事で戸惑い失敗しながらも
    ウェイトレスとして働き
    自分ができることを精一杯やることが
    生まれてきた理由なのだと気付いていくエリザベス。

    このエリザベス、正真正銘のお嬢様なのに
    どんな局面にも気丈に振る舞い
    常に体を張って血だらけになりながらも何かを守り抜こうとする。

    その姿は読む者の心を鷲掴みにし激しく心揺さぶる健気さだし、
    メリオダスからのセクハラ攻撃を一切拒まないという(笑)
    作者の確信犯的なキャラ作りや
    読者へのサービス精神も含め
    ある意味昔から少年が夢見る王道ヒロインの姿を体現していて
    無条件に胸ときめかせてくれます。


    そして下ネタ大好きで普段はおちゃらけているのに
    仲間のピンチには身体を張り戦うことを厭わず
    いざとなればどんな犠牲を払ってでも信念を貫き通す主人公のメリオダスの魅力も
    ギャップ萌えとなって
    激しく世の女性のハートを撃ち抜くんじゃないかな(笑)
    (この作者よほどギャップ萌えが好きなのか、普段はオラオラキャラなのに不死の泉の番人だったエレインには一途な愛を貫く強欲の罪のバンや、身体はデカいのに中身は乙女丸出しな嫉妬の罪のディアンヌ、デブでオヤジな見た目とは裏腹に団員中最も繊細でロマンチックな怠惰の罪のキングのキャラ作りにもその傾向が見られます)


    つか、この巻ではなんと言っても
    孤軍奮闘身を挺して町の人を守りぬこうとするディアンヌを助けるために
    敵であるハウザーとギーラが瀕死の傷を負うディアンヌに加勢し、
    聖騎士軍を敵に回して戦う展開には
    胸熱くなったな~っ( >_<)


    散り散りになり10年間行方をくらましていてた『七つの大罪』メンバーを捜す旅も
    残すはあと二人。

    アニメもスタートしたことだし
    コレからもますます目が離せない、
    正しい正しい王道少年漫画です。


    それにしても
    バーニャの村でとれたハーブから作る林檎の香り漂うビール、
    「バーニャエール」を
    一度たらふく飲んでみたいなぁ~(笑)

  • 130冊目『七つの大罪 9』(鈴木央 著、2014年6月、講談社)
    「王国突入編」が続く。
    敵味方入り混じっての大乱戦。謎の新キャラ・アーサー王も登場するし、展開の予想がつかない。
    鳥山ワールドにいそうなキャラNo.1、ハウザーはとってもイイ男!

    〈初体験は 誰にでもある〉

  • アーサー王伝説前日譚、最強最悪の騎士団"七つの大罪"の活躍を描くファンタジー第九巻。
    エリザベスを奪還しようとする団長たちを迎え撃つ聖騎士達。そこに突然のアーサー王の登場。聖騎士の中も一枚岩とはいかずに混乱を増す物語。最後ディアンヌを救いに現れたキングの姿で次巻に続く。

    いろいろ描きたいことがあるんだろうけど、話の基本構成をもっとシンプルにした方がついていきやすいと思う。

  • 面白い

  • 平和なら、強くなれない。力を示せない。って、なんて自分勝手な言い訳…
    皆が平和に暮らせる世の中に不満を覚える人達って身勝手だよね…
    それに、巻き込まれる国民は悲劇でしょ…

    七つの大罪を悪人に仕立てて迄、自分の欲望を満たそうとする聖騎士長は、人として最低ですね…

    七つの大罪メンバーがピンチな事には変わりない…
    これから、闘いはどうなる?
    突如現れたキャメロットの新王アーサー王は、どんな活躍を見せてくれるかな?

  • 巻が増す毎に面白くなっています!

    ゴウセルは人造人間かあ。
    制作者は誰だろうか。気になります。

    ギーラとハウザーがElizabeth側に着いた時は感動しました。
    Artherの力が未知数なので、彼の活躍も見たいです。

  • 次から次へと息をつかせぬ展開とはまさにこのこと。読み手を飽きさせない怒涛の展開と派手なバトルが熱い

  • 戦いが壮絶になってきましたねぇ!!
    まさかのキャラが庇ってくれてる!?
    一人は納得ですが、もう一人はそうきたかぁと思わせられました

    正義ってどこにあたるのか、難しいとこですね

  • 途中でキャラがたくさん出すぎた気もしないですが、なんとかまだわかる範囲です。
    今回は、王都に乗り込み王女の奪還目的でのディアンヌとゴウセルのバトルです。

    結構、強さに差があって、大罪チームがつえー!ってなるのかと思いきや、そうでもないところがよかった。
    ディアンヌはいい子やね。なにが嫉妬の大罪なのか今後明らかになるのかな?
    今は、普通の女の子よりも女の子らしい彼女です。
    ゴウセルさんのが美人に見えるけど笑

    彼は謎が多いので、まだわかりません。
    実力を出しきっているのかもわからないですがやっぱ精神攻撃系は特異であれ最強なんですかね。
    騎士側も、内部分裂しつつ段々と黒幕が明らかになってきてはいますが。

    次巻では、みんなの妖精王が戦うところからですが、まだ、みんな真面目に戦ってるのかいまいちわかんないところもあるので、今後のバトルに期待です。

  • ハウザーたちはアツかった

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著者プロフィール

1994年、『Revenge』でデビュー。著作に『ライジングインパクト』、『ブリザードアクセル』、『金剛番長』、『ちぐはぐラバーズ』など。現在、週刊少年マガジンで『七つの大罪』の続編にあたる『黙示録の四騎士』を大人気連載中。

「2021年 『小説 劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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