不滅のあなたへ(1) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1696
感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063958423

作品紹介・あらすじ

何者かによって
”球”がこの地上に投げ入れられた。

情報を収集するために機能し、
姿をあらゆるものに変化させられる
その球体は死さえも超越する。

ある日、少年と出会い、そして別れる。

光、匂い、音、暖かさ、痛み、喜び、哀しみ……
刺激に満ちたこの世界を彷徨う
永遠の旅が始まった。

これは自分を獲得していく物語。

『聲の形』の大今良時が贈る、永遠の旅。真っ白な魂で世界に降り立つ、邂逅の第1巻!──現実だけが自分が誰なのかを教えてくれる。だから僕は、旅に出る。

感想・レビュー・書評

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  • 仕事場の、年下男子U君に、三島由紀夫の
    『命売ります』を、貸してあげたら、4月26日、雨降りの中、遅刻しかけて仕事場にやって来たU君は、このコミックス、『不滅のあなたへ』1〜5巻を、ぐしゃぐしゃの紙バックに入れて、貸してくれました。何も、こんな雨の日に…、と、思いましたが、U君は、「早いほうが、いいと思って。… 重い話なので、ゆっくり読んでください。16巻まで持ってる。』と言ってくれたので、ありがたく、借りてきました。私はいつも、大きめの、書店のビニール袋を持っているので、それに入れ直しました。
    ほくほく。その日の夜遅くに、1巻読了。
    絵がかわいくて、好みです。濃ゆいストーリーに、感動しました!調べたら、現在19巻まで、出ているみたい。これは… 手元に欲しい…!でも…、本だらけの部屋に、これ以上、長編コミックスを、増やすのも…、、、悩ましいところです。とりあえず、ゆっくり、U君に借りて、読んでいきます。
    次の日、U君が、「暗いでしょ。」とか言ってるので、「いや、良かったよ。ちょっと、『寄生獣』を、彷彿とさせるね。でももっと、絵がかわいかった。1巻の、最後のシーンの狼の言葉に、感動したよ。」と、感想を述べました。
    これから読むの、楽しみです!
    ありがとう U君。

    • りまのさん
      yyさん
      こんばんは!
      コメントありがとうございます。
      U君は、とってもいい人なんですよ。話していると、とってもなごむんです。でも、いつも、...
      yyさん
      こんばんは!
      コメントありがとうございます。
      U君は、とってもいい人なんですよ。話していると、とってもなごむんです。でも、いつも、仕事場に、遅刻ギリギリで、やって来るのです…。
      2023/04/27
    • kuma0504さん
      りまのさん、おはようございます♪
      読み始めたんですね。
      私は5巻と7巻にレビューを置いています。最近はあまり読めていません。
      相変わらず、フ...
      りまのさん、おはようございます♪
      読み始めたんですね。
      私は5巻と7巻にレビューを置いています。最近はあまり読めていません。
      相変わらず、ファンタジーの「構造」に関心を寄せています。その時が来たら読んでください。
      2023/04/28
    • りまのさん
      kuma0504さん
      おはようございます♪
      はい。読み始めました!
      まだ最初の方ですが、とても興味深く、悲しく、切なく、そして、深い漫画だと...
      kuma0504さん
      おはようございます♪
      はい。読み始めました!
      まだ最初の方ですが、とても興味深く、悲しく、切なく、そして、深い漫画だと思いました。とても面白く読んでいます。
      先が楽しみです。また、後で、くまさんのレビューを、必ず読ませていただきにいきます。
      コメント、どうもありがとうございます!
      良い一日をお過ごしくださいね。
      2023/04/28
  • おすすめされて。著者初読み。1〜3巻まで読了。始まりよくわからなかったけれど謎の生命体ってこと?それぞれのエピソードの核となる人達が気になって読み進める。今のところフシとグーグーのバディ感とマーチの可愛らしさが良いな。

  • 『聲の形』の作者の最新作の第一巻。
    『聲の形』で感じた得体のしれない感じ、が気になってお試し買い。
    んーどうなるんでしょう、このラスト。
    つづきがどうなるか想像がつかない。
    一巻全体の印象はSFなの?ってかんじですが。
    読んでいて『ヴィランド・サガ』と『火の鳥』を思い出した。
    この漫画のジャンルが良く分からなくて自分の脳が無理矢理ひねり出したのかな。

    この人の描く「笑顔」は妙にくにゃっとしてて、なに考えてるかわかんなくて不安になってたんですが、この漫画の後半の女の子の笑顔は混じりけないピュアな笑顔。
    描き分けが上手かったんだなあ、芸達者だなあと思いました。

    ちょっとグロシーンあり。苦手な人は気を付けて。

  • 死によって仲間が増え、その人たちが死とは何かを教えてくれそうな気がする。

    この漫画で推しを見つけてはいけない…

  • 紛れもない神作品。

    現在アニメ1期が放送されていて8話まで視聴しました。
    その時点でもう世界観や設定、物語に惹かれ15巻まで一気に読んでしまうくらい好きになった作品です。

    アニメを見て、そしてこの1巻を読んだあなたにはこれから素晴らしい物語と壮大な世界が始まることを約束します。

    物語は人の生き死に、愛情、憎しみなど感情について深く描写されている気がします。そのため哀しい結末を辿る者たちも多いです。

    そんな中で主人公が感じていくもの。それを見られることがこんなにも面白いと思いませんでした。

    あとは絵柄が大好き!!!みんな可愛いすぎる!!作者が聲の形の方だと気づいて物語の面白さと作画に納得しました!!!みんな読んで!!!後悔させない!!

  • 他の方もおっしゃってますが確かに「火の鳥」へのオマージュやリスペクトを感じる。
    出会った者から刺激を受けてその姿を写しとる謎の「球」の彷徨と成長を描く話。壮大な世界観と粗削りだが緻密な描線が、古き良きジュブナイルSFの趣を醸しだす。
    ジュブナイルというにはグロテスクな描写や過酷な展開も多々あるが、名もなき球が他者との交流を通じ、出会いと別離がもたらす刺激によって自我を獲得していく過程は成長物語としてオーソドックスでさえある。

    彼を地上に送りこんだ存在の正体と思惑や世界の全体像など謎が多く、知的好奇心が刺激される。
    少年に飼われる狼から少年自身へ、無意味な死など一つもないというメッセージ性を体現するが如くその存在の写しを自らの内に取り込んで変化していく彼の旅路に、この先どんな冒険が待ち受けるのかはらはらどきどき。
    今はまだ言葉も感情表現も未熟で、人の形を得ても人足り得ない「彼」が、喜怒哀楽の感情や表情を獲得しながら足跡を記す過程で何を失い何を得るのか、想像が膨らむ。

    二話から登場する二ナンナの少女マーチがこれまた表情豊かで可愛らしく、ころころ変わる百面相や少年とのユーモラスなやりとりが微笑ましい。
    世界観は神話的に豊穣な広がりを見せ、単行本に挿入される神話の断片とリンクするのが憎い演出。

    この作品は全体を通し「変化」をテーマにしてる。
    環境の変化、大人への変化。
    他者が変化する事によって己もまた変化する。
    度重なる変化の連鎖が「種」として、そして「個」としての進化を促す様が綴られて静かな感動に浸れる。

    クリーチャー描写も秀逸。異形の動植物や変身シーンなど、素朴で粗削りな線と、繊細で緻密な描写が同居するダイナミックな作画が魅せてくれる。
    これからが楽しみな作品だ。

  • めーちゃくちゃ面白い!時代を超えてストーリーが展開していくのも非常にいい。伝えたいテーマをとても大切に扱っているのが分かる。

  • 出てくる主人公が可哀想で切ないお話だけど、死んだ人や動物に変化して変身できる姿が増えていくという新しい設定で面白いと思った。
    最初の主人公の男の子が可哀想すぎたなぁ、、。

  • 設定がとても面白い。
    仲間の死をもってして成長する主人公
    シリアスな雰囲気で鬱の分類に分けられそうですか
    そう簡単に分けられないほど、深いものが
    あるともいます。個人的に
    最初に登場する少年の名前が知りたかったです。

  • 引越しをしても、お金が無くなってもずっと手元に置いて読みかえしたい漫画ランキング一位。

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著者プロフィール

岐阜県生まれ。2008年、『聲の形』で、週刊少年マガジン新人漫画賞に入選。2009年『マルドゥック・スクランブル』(沖方丁/原作・『別冊少年マガジン』連載)でデビュー。『聲の形(全7巻)』は入選作をリメイクした形で2013年から『週刊少年マガジン』に連載され、大ヒット。『このマンガがすごい!2015』(宝島社)のオトコ編で1位に選ばれ、2016年には劇場版アニメに。2014年、大垣市文化連盟賞(生活文化部門)受賞。2015年、 手塚治虫文化賞新生賞受賞。第12回 大垣市民大賞受賞。現在、『不滅のあなたへ』を『週刊少年マガジン』に連載中。

「2019年 『小説 聲の形 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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