逃げるは恥だが役に立つ(9) (KC KISS)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 654
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063980134

感想・レビュー・書評

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  • 最終話で、互いの最適化の結果が出ているのが良かった(ワンピースの下りとか)
    ただ、それも最適化の過程の話で、子どもができた場合のプラン『サンキューシステム』『イイGoシステム』も想定しているのが面白い。
    生活の最適化は二人が共に生活していく限り、ずっと続いていくのだろう。月イチの最高経営責任者会議で。
    そのように定期的なメンテナンスを通じて、生活を適合させていくという姿勢はぜひ見習いたい。

    ドラマ未視聴で原作本を読破したけれど、面白かった。
    ドラマも観たくなった!

  • 昨日は寝しなに「逃げ恥」の最終巻を読んで百合ちゃあああんってなりながら寝た… みくりとヒラマサさんはよい結論でした。「家事は仕事か仕事でないか」はそれぞれのふたりが納得いく形を常に探していこうって約束できるのが大事だよね。

  • 全巻の感想
    やはり着眼点が素晴らしい。結婚や人生観のもやもや点を仕事とダブらせたことで何かが見えてくるという視点。但しみくりほど小賢しく追求する人はなかなかいないと思うけど。(著者いわく元彼に言われただけで小賢しい人を描いた訳ではないらしいが)現実的に追求出来ないことを描いてくれた清々しさが良いところ。そして、改めて全巻読んだことで美味しいところを上手く引き出しまとめ上げたドラマの凄さに震えが止まらない。

  • 最後まで、良い話だった。何度も読み返したくなるのは、単純なラブコメだからではなく、いろいろ考えさせられるところ、共感するところがあるからだろうな。

  • 最終巻。ドラマも面白かったけど、漫画はもっと社会的な問題の意識が強くて読み応えがあった。

    夫婦の思っていること、子育て、高齢処女、童貞など、いろんな人があまり口にできなくて悩んでいることを代弁してくれてるんだと思う。

    どれも相手に話さないとわからないこと。そこが難しいところではあるんだけど。
    受け止めてくれる相手がいるのは素敵だなぁと思う。

  • みくりの就職が決まり、平匡との生活でもCEOへと出世!最初は雇用関係だったのが、共同最高経営責任者になるというところがこの作品らしい切り口の展開で素晴らしかった。
    家事分担の「やって当たり前ってなって できてないとイラッとするっていうか…しかもそのできてない基準は自分の中の採点で相手にはわからない」というみくりの話が的を射ていてよかった。「役割と義務ではなく 好意と感謝で生活を回していこう」という答えの出し方も素敵だった。

    百合とポジモンバトルも見どころだった。年を取ることを障害と思っているポジモンへ、それは呪いだと告げた百合。
    「あなたが価値がないと思っているのはこの先 自分が向かっていく未来よ それって絶望しかないんじゃない?自分が馬鹿にしていたものに自分がなるのはつらいわよ 『かつての自分みたいに今 周りは自分を馬鹿にしてる』と思いながら生きていくわけでしょ」
    「あなたにとっての未来は誰かの現在であったり過去だったりするんだから」
    このあたりの会話も印象深い。こういう呪いってこの話以外にもたくさんあるんだろうなって思う。自分が常識だと思っているものほど、自分を縛っているものかもしれない。

    バトルはあったものの、このおかげで百合は風見に素直になることができてよかった。百合が恥ずかしがる姿は可愛らしくていいよね。両カップルとも末永く幸せであってほしい。

  • 少女漫画と社会問題の融合がとても面白い♪
    トライアンドエラーだよねぇ(≧∇≦)
    百合ちゃんと風見さんが幸せになって、カップルの最終問題に挑んだのが良かった!

  • ゆりちゃんvsポジティブモンスター。
    ドラマで石田ゆり子が演じていたのを先に見て、画面に拍手喝采したけど、ほぼ原作通りのセリフだったんですね。2度目でも感極まりました。
    年齢や容姿の衰えは女にとって呪いのようなもの。
    失うものを嘆きながら年をとるより、年を重ねながら得るものもあると思って生きていきたいです。

  • ドラマ見ていなかったけど面白かった!!胸キュン的な要素も今の時代ならではの社会問題的な要素も両立しててすごい。
    みくりに共感ポイントがたくさんありすぎてわかるわかるーっと。

  • 改めて全巻読み返してみたけれど、8巻からの盛り上がりが素晴らしかった。クライマックスに向かう疾走感とかオールキャスト総出演なにぎやかさとか、提示されていたすべての問題に一応の答えをだしつつ、新しい価値観や可能性についても提案しているわけで。まさに大団円。素晴らしいドラマ(TVドラマということではなく)だった。

    最終的には誰もがパートナーを、話し合いを重ねながら共に生活していける相手を見付けられた、ということが、この物語のゴールなのでしょうか。なんだかんだ一人のまま終わった人が一人もいない。
    一人じゃない。
    一緒に逃げてくれる人がいることの、なんという嬉しさよ。

著者プロフィール

8月9日、しし座生まれ。B型。兵庫県出身。1989年、第8回なかよし新人まんが賞入選の『お月様にお願い』で「なかよしデラックス」(1989年秋の号)よりデビュー。代表作は、『逃げるは恥だが役に立つ』『回転銀河』『後宮』など。

「2021年 『Travel journal』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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