巨大ブラックホールの謎 宇宙最大の「時空の穴」に迫る (ブルーバックス)

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著者 : 本間希樹
  • 講談社 (2017年4月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065020111

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巨大ブラックホールの謎 宇宙最大の「時空の穴」に迫る (ブルーバックス)の感想・レビュー・書評

  • 巨大ブラックホールについて知りたくて読書。

    物理に縁がない私には難しいと感じる箇所も多いが、最新の天文物理学について学ぶことができる。

    ブラックホールの存在は200年前から研究されているそうで、紹介されている宇宙研究の歴史についてが興味深い。

    「スターウォーズ」や「ガンダム」など宇宙を題材した映画や漫画、アニメは多いにもかかわらず実は、人類は宇宙について知っていることがほとんどなく、その多くが謎のままなんだと改めて知る。

    電波干渉計という最新の超望遠鏡を使ってブラックホールの姿を見る日も近いのかと思うとワクワクする。

    個人的には、ブラックホールが発見、確認できたら、どんなことが解明できるのか。人類や地球環境にとってどんなプラスが派生する可能性を秘めているいのかも知りたい。

    巨大ブラックホールを追いかけ続ける著者のブラックホール愛を感じることができる。大発見に期待したい。

    読書時間:約55分

  • 洗面所のシンクに落ちたゴミがなかなか排水口から出て行かないのを見て、ブラックホールがものを飲み込むのも実は難しいのではないかと思っていたが、やはりそうなのかと妙なところで納得してしまった。

  • かなりワクワクして読んだ。まだ観測結果が出ていなく最後は期待させるところで終わる。宇宙はまだまだ謎だらけ。これを研究して給料貰えるなら幸せかも。

  • ブラックホール、というのは怪しい響きを持っており、昔から気になる宇宙の構造であるのは変わらない。ましてそれが巨大なものならば。とにかくスケールが大きい。

  •  天の川からやってくる電波をより小さい角度で見分けたいのだが口径100メートルを超える電波望遠鏡を地球上に築く予算がない。ならば小さい望遠鏡を多数並べて組み合わせ100メートルの口径と同等の機能をこれに合成し電波を干渉させてみた。得られたデータは複素数の羅列であった。これを補正し、変換の演算を施して焦点に時空の黒い穴を結んでみせよう。

    『その(観測に問題があるのか予想が間違っているのかを切り分けるためさらに観測と検討を続けた──引用者)結果として、シャドウが見えないということになったら、今度は今までの人類のブラックホールへの理解が不十分だったということになるわけで、それは別の意味で非常に興味深い結果となります。』263頁

  • 請求記号 443.5/H 85/2011

  • 内容紹介

    ブラックホールは本当に存在するのか?
    ブラックホールは200年以上前にその存在が予言されながら、いまだ多くの謎に包まれており、厳密にはその存在すら確認されていません。
    アインシュタインの一般相対性理論による理論的裏付けから1世紀、「ブラックホール」という命名から半世紀、人類はついに「黒い穴」を直接見る力を手に入れようとしています。
    世界中の望遠鏡を使ってブラックホールの撮影に挑む「EHTプロジェクト」の中心で活躍する第一人者が、最新の研究成果をじっくりと解説します。

    「まえがき」より
    「巨大ブラックホール」――それは一言でいえば「究極」の天体です。
    この本を通じて、不思議な性質と謎にあふれる「巨大ブラックホール」の世界を知り、そのとてつもない魅力(重力)を感じていただければ嬉しい限りです。そしてもし、ブラックホールの魅力にはまって「二度と抜け出せない」人が出るとしたら、本書の著者として光栄の至りです。

  • 「明るさが小さいブラックホール」という字面に「!?」と二度見してしまう人ならきっと楽しい本書。

     そもそもブラックホール自体が(その名前の知名度とは裏腹に)多くの謎に包まれているわけだが、本書はさらに「巨大」とつくのである。いつできたのか、どうやってできたのか、最初から巨大だったのか、だんだん大きくなっていったのか、いままさに研究者達が血眼になって望遠鏡を覗き込んでいるとのこと。
     本書でいう「巨大ブラックホール」があるのは銀河の中心。我々の住む天の川銀河に限らず、銀河の中心には巨大ブラックホールがあると見られている。となれば「銀河を銀河たらしめるもの」が巨大ブラックホールなのだろうか、と早とちりもしたくなる。巨大ブラックホールの引力で円盤であったり渦巻きであったりという銀河が形作られているのだろうか。
     一般的なブラックホール(恒星質量ブラックホール)は「太陽の何十倍もある大質量星が寿命を迎えてできる」ということがわかっている。しかし銀河の中心にある巨大ブラックホールはまだよくわかっていない。ただ「銀河の質量と巨大ブラックホールの質量に相関がある」というマゴリアン関係が知られていて、これがヒントになるのではと目されているらしい。
     いったい何をどうしたら銀河の質量が分かるのかもわからないのだけど、広大な宇宙のわずか一点である地球上で観測できる物理法則が全宇宙をあまねく支配しているというスケールの大きさがロマンを掻き立てるのである。

     冒頭に触れた「ブラックホールの明るさ」とは、ブラックホールの中(正確には脱出速度が光速を超えるシュバルツシルト半径の内側)からは光も出られないが、ブラックホールへ落ちる最中の物質が放つ光(電磁波)は観測可能で、重力が途方もなく大きいために位置エネルギーが変換されて放出されるエネルギーもまた途方もなく大きなものとなり、したがって「ブラックホール(の周囲)が非常に明るくなる」というわけである。
     ウィトゲンシュタインは「語りえぬものについては沈黙しなければならない」と言ったが、観測できるものを観測しつくすことで「観測できないもの」が見えてくるのである。

  • 【広がるゆめ】
    やはり宇宙はいいですね。

    ただの夢物語ではなく、現実的に起きていることです。
    人が解明できていないだけで、事実です。

    真実を探求し、明らかなったときの感動は何とも言えないものがあります。

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巨大ブラックホールの謎 宇宙最大の「時空の穴」に迫る (ブルーバックス)の作品紹介

強力な重力で周囲の物質や光を引きつけ飲みこむ一方で、飲みこんだら最後、それらを二度と外に出さない。ブラックホールは、そんな一方通行の弁のような性質を持った、大変不思議な天体です。
SFの世界ではおなじみの天体ですが、こんなものが本当に存在するのでしょうか?
じつは、最近の観測から宇宙にはこのような天体が多数存在することがわかってきています。
ブラックホールを科学的な形で初めて提唱したのは、イギリスのジョン・ミッチェルという科学者で1784年のことでした。さらに、20世紀になると、アインシュタインによる一般相対性理論が、ブラックホールに論理的な裏付けを与えます。そして現在、人類はようやくブラックホールの姿を「見る」ことができる力を手に入れました。
それは、電波干渉計という超高性能の電波望遠鏡です。この望遠鏡の視力は人間でいうと300万にも達します。これは、地球から月面上のテニスボールが見えるくらいの視力に相当します。
本書では、この最高の望遠鏡を使って今まさに観測が進められている、巨大ブラックホール直接撮像の挑戦に迫ります。

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