きのう何食べた?(13) (モーニング KC)

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感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065102619

感想・レビュー・書評

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  •  年齢とともに、少しずつ自分自身も周りも変わっていくのがちょっと切ないっすね。

     ってことで、シロさんの事務所は所長が代替わりしつつあるし、ケンジのお店もちょっと変わりそうだし、シロさんの同級生のお葬式があったり、自分は変わってないと思っていても、周囲は確実に変わっていく。
     まぁどうしようもないことなんだけど、それすらもきちんと受け止めているシロさんは素敵だ。
     
     で、相変わらず美味そうなレシピてんこもりですが、ちょっとしたことで、お祝いメニューにするところは上手いなと思います。

     と、新しい事務員さんの、野菜嫌いだったけど旦那が作る料理で野菜って美味しいと思った、ってところでちょっとうるっとしてしまった。
     で、彼女は、旦那に「パパ、ありがとう!」って言うんだよ。

     大事だよね。
     素直に美味しいって感じられで、素直にありがとうって言える。

     うむ。
     美味しい料理は、素直さを引き出すことができるのかもしれないね。

     今晩のご飯、がんばろう!

  • 有能な元秘書 山田さん
    なんと 旦那さんの方が
    お料理上手と判明
    なんと夕飯とお弁当は
    旦那様の分担になりました
    いいなぁ~
    山田さんの旦那さんは
    お料理が上手でも
    決して 山田さんを悪く言わない
    よきパパさんですね

  • 小日向さんのオシャレ料理、すごいな。確かに毎日食べるならシロさんレシピのほうがいいかも。

  • 50って年に対して色々考えさせられるな。美味しそう。

  • 持続可能なほどほどに幸せな暮らしというのを、料理することを絡めて見せてくれる。ストーリーとしてもレシピとしても読めて、繰り返し読むのに耐えるお役立ち本。

  • ツタヤレンタル

  • 13巻目にもなると、本当にこのままずっといつまでも続けてほしいと切望です。おじいちゃんになった二人も見届けたい…
    今回はおいしそうな数々の料理と共に、二人がアラフィフであるという事実が全面に押し出された話で、読み終わって振り返ると、深かったな~とつくづく考えさせられました。

    最初の当番弁護士の話では、シロさんキレーな奥さんも子供もいないけど…って言いながらも、ケンジと一緒にご飯を食べてとても幸せそうでした。いろんな家族のかたちがあっていいと思うし、それで幸せなことが一番ですよね~
    そして、ケンジが寝込んだ時のみそ雑炊。身体が弱ってる時につくってもらったご飯は絶対うれしいです。シロさんの愛情はこういうところにさりげなく現れていて、いいなと思いました。

    初詣には行きたいくせに、誕生日は嫌がるケンジが最高でした。ある時点から誕生祝いとかいらなくなる乙女心…(笑)
    パートナーが大きな事故や病気も無く誕生日を迎えたということはめでたいことだって、本当にシロさんの言葉には胸アツになりました。口八丁じゃないです。愛だなと思いました。
    でも、一番良かったのは友人のお通夜の話。ものすごく核心を突いてるなと思ったけど、最後は笑いました。シロさんらしいです…!

    水炊き、シンガポールチキンライス、坦々うどん、作ってみたいです。

  • まとめ買いしたため、感想は22巻にまとめて。

    https://booklog.jp/users/fleurenbonton/archives/1/406533294X

  • アバンチュール(?)のその後と、相変わらずおいしいご飯。

  • やっとこさ読み終りました。13巻です。

    今回ぐっと来たのが、シロさんが売春で逮捕された女性と話し合うシーンです。(シロさんは弁護士です)
    「どうせ、家に帰れば可愛い妻と子供が待っているんでしょ。そういう人には分かんないよ!頼れる人なんてあたしには全然いないんだって!」
    と言われて
    「俺には妻も子供もいないよ」
    と返すのです。ゲイであるシロさんには妻も子供もいません。世間一般的な幸せというものとは遠い所にいます。それを知った女性が心を開いたように読めました。女性もシロさんも世間一般の幸せスタイルではないと言う事で通じ合った瞬間でした。
    しかし、完全シリアスではない漫画なので、ラストにはちゃんとケンジと二人でタンタンメン食べながら「幸せー♡」と言いあうのです。(キレーな奥さんも子供もいませんけどね)と心の中では思いつつ。
    世間一般的な幸せとは違っても、シロさんは幸せを感じることが出来るっていうのが今回ぐっと来たところです。
    あとは、12巻で小日向さんとあんなことがあったのに、お互いスルっとかわしておいて、お互いに「さすが海千山千の芸能マネージャー」「さすが弁護士。」とお互い思いあうのがフフッと来ました。

    今回胃袋的にぐっと来たのは佳代子さんが作る春巻きです。中身を全部先に作っておいて、冷やしておくのがポイントなんですね。めっちゃ美味しそう。でも一人暮らしなので揚げ物しませんが。

著者プロフィール

東京都生まれ。代表作の『西洋骨董洋菓子店』は2002年、第26回(平成14年度)講談社漫画賞少女部門受賞。2006年、第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、第10回(平成18年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。ほかの作品に、『大奥』『フラワー・オブ・ライフ』『愛がなくても喰ってゆけます』『愛すべき娘たち』『こどもの体温』などがある。


「2022年 『きのう何食べた?(20)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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