会長 島耕作(9) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065102879

作品紹介・あらすじ

人類の進化の鍵を握る「ゲノム編集」の現状を探るべくアメリカへ飛んだ島。視察後、忘れられない女・パメラに会いに行くが残酷な現実が待ち受けていた…。TBSでドラマ化された「ハロー張りネズミ」も同時収録!

感想・レビュー・書評

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  • 舞台は、キューバ。
    キューバに行っても、食べるものは、日本料理ばかりだ。ふーむ。もっと地元の料理が出てこないのかな。
    ゲノム編集の技術が、中国とキューバの提携で進める。そこにどのような意味があるのだろうか。
    ゲノム編集の目的をどう組み立てるのか?
    キューバは社会主義であるが、経済制裁を受けている。2015年に解除されたみたいだが。
    その中でキューバは、医者などの人材育成をし周辺国に人材派遣をする。
    そんな取り組みをしている。
    相変わらず、曾烈生が暗躍している。かなり、中国におけるポジションが高いようにも思える。
    なぜキューバでゲノム編集を行なっているのかといえば、中国当局の規制を受けないで実験が進められると言う事は有利かもしれない。
    そういう意味では曾烈生は当局側ではないのか。ミヤンマーでの活躍は、かなり主流派的なのだが。
    そしていとも簡単に新幹線事業は諦めた。
    曾烈生は反主流派の取り組みになっている。ここら、は今後解き明かされていくだろう。
    ラスベガスのおねえちゃんが認知症になる。
    記憶に残したくないことから消していくというのがすごいなぁ。
    認知症に対応できるゲノム編集も、今後進んでいくだろうね。

  • 【遺伝子操作は誰にどう使うべきなのか?】
    遺伝子操作技術、ゲノム編集技術であるCRISPR/Cas9を取り上げている。優生学の勃興につながるのでは?とか、ハイスペックヒューマンになるのか?とか、興味は尽きない。

    自分の子供には、出生前判断を行った。確定診断ではなかったけど、染色体診断が大きな確率で分かるというものだった。

    自らの人生を変えるものであることは間違いないし、生まれてきた赤ちゃんにもし遺伝的疾患があって、少しでも治る可能性があるならば、遺伝子操作技術を使いたい、と思うことだろう。

    誰が何のために何をしたか、これが記録できれば間違いなく人間のためになる技術なのだろう。

    ビジネスのために、ではなく、視点を上げて、社会の問題解決のためにことは成し遂げねばならぬ。

  • 遺伝子操作からキューバとは意外な展開。最後の付録の話も悪くなかった

  • 狙われる。

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著者プロフィール

1947年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業。松下電器産業に勤務の後、74年漫画家デビュー。
85年『人間交差点』(原作 矢島正雄)で第30回小学館漫画賞青年一般部門、91年『課長 島耕作』 で第15回講談社漫画賞一般部門、2000年『黄昏流星群』 で第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、03年同作で第32回日本漫画家協会賞大賞を受賞。07年には紫綬褒章を受章している。
主な作品はほかに、『ハロー張りネズミ』 『加治隆介の議』 など多数。現在は『社外取締役 島耕作』(「モーニング」)、『黄昏流星群』(「ビッグコミックオリジナル」)を連載中。

「2023年 『逢いたくて、島耕作(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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