海月姫(17) (KC KISS)

著者 :
  • 講談社
3.61
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本棚登録 : 360
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065104521

作品紹介・あらすじ

自分たちの居場所である天水館を守るためにはじめたファッションブランド「Jellyfish」のコンセプトが固まり、進撃していくオタク女子集団と女装男子。自分が自分の力で変わるとは何か―を描いた東村アキコのネオ少女漫画、堂々の完結巻。

感想・レビュー・書評

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  • 問題だらけのオタクの巣窟、男子禁制の下宿天水館を舞台に繰り広げられるラブコメディ。

    各キャラのぶっ飛び具合が凄まじく、読み始めた当初は完全にギャグマンガ扱いをしていましたが、話が進むにつれ恋愛要素なども出てきたり、ファッション業界の厳しい現実が赤裸々にされたりと幅が広がってきた感があります。にもかかわらず、焦点が定まらず迷走するとか、いつの間にか初期設定が置き去りにされるとか、長期連載にありがちなダレがなく、いいペースで走り切ったのはお見事。絶大な人気を誇り、アニメ化や実写化が繰り返されるのも納得です。

    花森さんのダメンズっぷりが妙にツボです。月9、ダイジェストでしか観てないけど、要潤ってはまり過ぎだろ。キャスティング凄いな。それと映画版(これも未視聴)、ジジ様が「天才柳沢教授の生活」を抱えている画は…うーん、あれ枯れ専だったのか。

    最終巻のはじけっぷりも大好き。眼鏡を取ったら…は少女漫画のお約束だからアリとして、そっちは予想してなかったぞ、いくら何でも(笑)。

  • 201711/やっと完結。ここまでひっぱってこれか感と、肝心の海月ドレスに魅力を感じず。

  • バタバタと締めましたな。最後の変態服が魅力的じゃないから余計に無理矢理感が増し増しです。

  • COVER DESIGNED / UCHIKOGA tomoyuki & RAITA ryoko(CHProduction Inc.)

  • 全巻読了。
    東村先生らしい勢い、ギャグとシリアスが上手くブレンドされて、尼ーずのキャラも良い事から
    オタクの女の子がデザイナーを目指して天水館を救うストーリーが面白くってハマった。
    3巻ぐらいまで、濃いキャラの面々がどうなるのか凄く面白くて気になった。
    ドラマ化も納得(見てみたい)。
    ただのバタバタではなくて、恋もあり
    海月ドレスがそんな良いかしらーと思いつつ、
    シビアな現実、それによる成長なんかも描きつつ、まとめに入った感が少し強引ではあったけど最後は漫画らしい夢がある終わりで良かった。

  • ダラっと長く続き過ぎてしまった感あるけど、
    最終回はハッピーエンドの大団円で安心した。
    色々消化不良部分はあるものの、まあいっか。笑

  • (全巻読んだ感想です)

    Whoever said money can't solve your problems
    Must not have had enough money to solve 'em
    という7ringsの歌詞を思い出した。
    ‘’持ってる奴‘’がゲームを制す

    尼~ずの愉快なノリが伝染して私の脳内で今にも寸劇を始めそう。
    文化祭ノリから始まり世界を少しずつ広げていく様子が順を追って描写され、大人の世界をチラ見して最終的に本来の心に立ち帰っていく構成が美しい。自己受容の理想系ではないですか?最終巻の流れが美しすぎて泣いちゃう。ハリウッド式です。
    業界の沈みゆく船感がリアルで10年代を切り取った漫画のバイブスを感じた。

    「あいつらはどんなに高い服でも流行が変わったら捨てちまうのさ
    ってことはつまり すぐに捨てちまうってことは結局…
    あいつらはゴミを着てるのと一緒ってことさ」

    こんな名言を吐いた社長さんですが、「圧」が足りない。もう一波乱あっても良いのにーと思った。ヒールっぽい人好きなもんで。
    オタクが閉じてるのはその通りなんだが非オタも揃って恋愛面では自己完結型だったな。なので稲盛さんはもうちょい修に踏み込んでくれることを期待したんだけど…ポストモダンということですね(無理矢理)。
    でも蔵之介のもだもだは若者感があってカワイイ!

  • 海月姫に泣かされる日が来るとは…!

    蔵之介のどこかずっとずっと寂しい心と、お姫様のような美しさ、各シーンの表情が印象的で目が離せない最終巻。
    最後まで読んだから分かる、なんでドラマ兄弟逆転しちゃったんだろ?(でもドラマ版も好き)
    尼〜ずの皆の素顔がすごくチャーミングで、特にまさかのばんばさんにときめいた…!
    数字の概念の話からの流れるようなオチに爆笑。
    カバー下にもピックアップされた「こんな日に働いてるヤツらどうかしてますね」と言いつつ、おサボり鯛焼きむさぼってる花森さんもツボ。
    ラストも海月姫らしくてよかった。

  • 夢があって…素敵な最終回だったー

  • 東村先生の漫画嫌いではないんですけど、韓国ドラマみたいな勢いだけ感が強すぎてちょっと飽きて来ました。
    三国志の人とかひまわりと繋がってるところなんかも面白いは面白いんですけど。

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著者プロフィール

日本一筆が速い漫画家。その活躍分野は少女マンガから青年漫画まで、恋愛マンガからギャグ漫画まで多岐にわたる。

「2017年 『東村アキコ完全プロデュース 超速!! 漫画ポーズ集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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