とんがり帽子のアトリエ(3) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
4.17
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本棚登録 : 1179
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065109304

作品紹介・あらすじ

ココは、自分が石にしてしまった母のために、魔法の練習と勉強に励む。だが、「本来魔法使いには、なれるはずがなかった」という重圧を、日に日に感じるようになる。一方、師匠のキーフリーは「つばあり帽」に異常な執着を見せ始める……。月刊コミック誌「モーニング・ツー」掲載の本編に加え、週刊「モーニング」に掲載された出張版も収録!!

感想・レビュー・書評

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  • キーフリーは一体何をしたのだろう。いつも優しくて穏やかでニコニコしているのに、誰にも立ち入らせないとても深い闇を抱えているこの感じがあまりにも不穏すぎて不安になる。
    ココとアガットが漸く打ち解けてきたあたりから、私のイライラも落ち着いた。一生懸命に勉強してみんなに着いていこうとするココに近寄る怪しい影。何が目的なのだろう。

  • 少しずつ魔法使いの世界のことが見えてきて、どんどん興味が湧いてきました!
    タータくんが今までできなかったことができるようになって、目をキラキラさせて喜んでいるところに私もグッと来て一緒に嬉しくなりました。
    ココは今まで魔法のことなんて何も知らなくて、だからこそ直向きに頑張っている。そんなココのおかげでタータくんはちょっぴり前に進めて、ココ自身も成長できて、よかったな〜と思ったのにやっぱり現れる不穏な影…もう勘弁してほしいですね…
    また、キーフリー先生が抱えている闇というか、秘密が少しだけ見えて、それがどういうものなのか気になって覗いてみたいと思ったけれど、それと同時に不安を煽ってくるから知りたくないとも思ってしまう…。今後、どうやって明かされていくのでしょうか。

    動作の変化だとか、人の位置など、そういうところの描写について気になるところがいくつかありました。さっきまで持っていた旗が消えたと思ったらまた持っていたり、いつの間にかキャラクターが消えたと思ったらまたいたり…。そのあたりで混乱して、頑張って頭の中でどういうことがあったのか想像していました。

  • リチェが初めて自分を出したのでは!
    「子供のこと〜人間扱いしない大人…きらい…」(p7)と、これまで無表情な不思議ちゃんだった彼女もきちんと意思を表明。

    ’目の前の怪我人を治せない’魔法の意義とはなにか。

    ココの存在そのものが世界のイレギュラーとも言える扱いに。

    ノルノアさんの眼鏡おしゃれ!

    キーフリーが明らかに不審な行動を…ノルノアさんの記憶を消してまで得たかった魔墨。
    結局、解体には失敗。

    疲労・心労と悪夢で体調を崩すココ。

    「出来ないことを出来るようにするために助けてくれるのが魔法」(p152)という言葉はこの作品の根底に流れる重要なマインド。だけど魔法の原則とは相容れない面も否めない。
    タータのエピソードは印象深い。

    執拗に迫ってくるつばあり帽。

    物語全体がだいぶ鬱屈してストレスを受けている様な…つられて滅入ってしまうので、そろそろ思いっきり伸びをしてもいいタイミングだと思う。

    第二の試験も近そうだ。


    1刷
    2021.6.15

  • ■書名

    書名:とんがり帽子のアトリエ(3)
    著者:白浜 鴎

    ■概要

    ココは「普通の人は、本来魔法使いにはなれない」という重圧を日に日に感じるようになる。
    一方、師匠のキーフリーは「つばあり帽」に異常な執着を見せ始め……。
    (amazon.co.jpより引用)

    ■感想

    キーフリーの目的が少しずつ明らかになり、少しずつ物語が進み始めます。
    ココの成長含め、見習い達の成長が著しいです。
    「つばあり帽」の目的もあり、今後の物語が楽しみです。

  • 絵柄が好き。ストーリーも謎めいていて先が楽しみでなりません。なんて丁寧で特徴的なコマを飾る漫画家さんなんでしょう。書き込みも丁寧な仕事で魔法の存在するファンタジーの世界にピッタリです。グリモワールに描かれているような魔法使いたちがえが学びながら何度も練習して描く護符の模様の意味づけも楽しさの一つですね。服飾にも手の抜かないのも素敵。キーフリーもイースヒースもハンサムなのもジュッキューン♡おまけにタータくんも可愛い少年でドッキューン♡少女たちも可愛らしく言うことなし。

  • 何が隠されているのだろう
    何が潜んでいるのだろう
    世界が分からない
    わからないからこそ
    なんか気になって
    知りたくなって
    読んでいるけど
    どういう世界なんだろう。
    当たり前のことがわかるし
    今まで読んだ分はわかったのに
    描かれていない部分が
    匂わせる部分が気になります。

  • キーフリー、病んでるねえ。記憶について弟子たちに諭してるくせに、自分はおじいさんの記憶消してるじゃん!?
    つば付きも、実はココじゃなくてキーフリー狙いなんじゃ……? キーフリーの片目ってもしかして、奪われたのか?

  •  これまでの方が躍動感はあったけど、今回はかなり好き話だった。打ち解け、少しずつ成長していくキャラクターたちは、見ていて楽しい。今回は特にタータくんに焦点があたっていて、そのエピソードの完成度が高いのが評価に繋がったんだと思う。
     あいも変わらずテンポ感抜群。
     あとフデムシかわいい。

  • 相変わらず、可愛くて綺麗な絵に物語や世界観の設定がしっかりされている。 キーフリーの過去も気になる。

  • キーフリー先生にも秘密の企みが何やらありそうなのと、つばあり帽子の攻撃が本格的に始まった
    今後の展開が楽しみ

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著者プロフィール

ビームコミックス『エニデヴィ』で漫画家デビュー。イラストレーターとしてもマーベルコミックス、DCコミックス、スター・ウォーズ等のアメリカンコミックスの表紙・挿画などを手がけている。2016年より『月刊モーニングtwo』で『とんがり帽子のアトリエ』を連載開始。本作は日本での人気のみならず、フランス「JapanExpoAwards」をはじめ海外でも多くの漫画賞を受賞している。

「2023年 『とんがり帽子のアトリエ(12)限定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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