三軒茶屋星座館3 春のカリスト (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 325
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065132890

作品紹介・あらすじ

プラネタリウムが謎を解く、「家族」と「神話」の物語がはじまる。都会の路地裏にあるプラネタリウム「三軒茶屋星座館」には、店主の大坪和真が語る星座の物語を目当てに、さまざまな客が訪れる。和真と双子の弟・創馬が面倒を見ている小学生の月子に関わる秘密がついに明かされるーー。人生讃歌エンターテインメント急展開を迎える第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • 3巻は全体的に重い雰囲気で進みます。三軒茶屋三角州地帯の再開発も決定し、どことなく物語の終焉を予感させつつお話は進行します。

  • これを読んで人の死に惑わされたくないと思った。
    なぜ健気に頑張ってたリリーが死ななければいけなかったのだろう...
    でも月子ちゃんのこともだんだん明らかになってきて次の巻が楽しみ。
    どこまでも村上が嫌い
    あと葵ちゃんと和が付き合うのは意外だった。

  • 感動で号泣しました。
    悲しかった。悲しい別れと、一歩だけ進めた主人公。
    ラストは衝撃の事実が…!
    正直、星座に関するギリシャ神話なんてどうでもよくなるレベルで本編ストーリーが気になる❗️

  • 出だしから衝撃。もはや星座はおまけ感覚で、登場人物たちのことが心配で目が離せなかった。
    そしてまた続きが気になる。

  • 三軒茶屋に春の便りが聞こえてきた。路地裏のプラネタリウム「三軒茶屋星座」では仲間との予期せぬ別れがおとずれる。やりきれない哀しみで満ちた仲間たちを、店主の和真は「現代版ギリシャ神」を語って癒していくが…。血のつながりを超えた家族の新しい在り方を問う人気シリーズ、佳境の第3弾。

  •  一般文庫日本小説。所蔵。

     ギリシャ神話好きで星好きならこの本を嫌いになる理由がない。

  • シリーズ三作品めで物語は佳境に入る。

    相変わらずの和真訳の星座にまつわるギリシャ神話は面白い。一方で登場人物達の人間関係等に大きな楔が打ち付けられる。ネタバレになるので深く語れないけど語らずにはいられないもどかしさがあります。

    いずれに致しましても、私の涙腺が緩くなってきたのか、物語が面白くなってきたのかは判りませんが途中途中で涙が流れてしまいました。

    来月発売の秋のアンドロメダ!
    早く読みたいものの終わってしまうのかと思うと感慨深いものがあります。

  • あれだけ慕っていたリリーに手のひら返したような態度で、皆ひどすぎないか…
    和真の葵への向き合い方もなんだかなぁ…
    4巻で因縁の対決になるのかもだけど、スッキリ終わるのかな…

  • ドロドロなかんじで進む。途中で登場人物が死ぬのは好きではない。何故ならこれでもかって落ち込んで立ち直るというパターンがはじまるから。今回は星座の話しあまり面白くなかった。

  • 3冊目。毎話まったりしながら星座の話を楽しめると思っていたら、リリーが死んだり、葵と和真の恋愛ネタが盛り上がったり、急にストーリーづいてきた感じだが、月子の実の父親を巡って混迷を深めて最終巻に続く。

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著者プロフィール

作家。1976年東京都生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。東京三菱銀行退行後、バーテンダー、香水プランナーなどを経て、小説「シャンペイン・キャデラック」で三田文學新人賞を受賞しデビュー。主な著書に「オワ婚」(2012年/幻冬舎)、「三軒茶屋星座館」シリーズ(講談社)など。映画やドラマの脚本も多数手掛ける。

「2021年 『恋侍 ー中目黒世直し編ー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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