のび太・ジャイアン症候群―いじめっ子、いじめられっ子は同じ心の病が原因だった
- 主婦の友社 (1997年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784072212738
作品紹介・あらすじ
親も学校も悪くない。「いじめ」は脳のちょっとした障害が原因だった!いじめる側も、いじめられる側も、同じ病気のコインの裏表であることが判明。いじめは学校(教育)や親(しつけ)の問題ときめつけ、解決策が見いだせない日本の現状を一変させる待望の書。
感想・レビュー・書評
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司馬先生もADHDの自覚が。
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誰にも理解されない、自分自身も理解しがたい、子どもの特性がするするとひも解けるように、わかりやすく、勇気づけられる。
イライラ、注意力不足、衝動的な言動に始まり、貧乏ゆすり、不安感、深酒・・・何でもかんでも「のび太・ジャイアン症候群」に紐づけるのは少し無理がある気がしたが、子育てに悩んでいる人、身近に理解されづらい子がいる人は、必読。
子どもの能力が欠けているのではなく、少しの工夫や気遣いで、もっとのびのび生きられるようになりそう、と気力がわいてきた。
当事者の子どもへのわかりやすいメッセージも掲載されている。 -
この本が出版されたのは1997年(平成9年)。
今から10年以上前の本だったんだなぁ。
でも、ADHDを知る上での一番お勧めできる本だと思います。臨床的にも学術的にも充実しています。
今では社会的に認知も多くなって、学校でも特別支援教育みたいなのが行われるようになってるみたいですが、「ADHD」(注意欠陥多動性障害)の概念が「のび太・ジャイアン症候群」という名前で初めて広く受け入れられた本だそうです。
本書では「ADHD」とは言わず「のび太・ジャイアン症候群」で統一されているため、どうもむず痒い(笑)
といっても、タイトルとは裏腹に、中身は学術的にもしっかりしています。
著者はアメリカに住んでいる日本人の医学博士で、子どもに「のび太・ジャイアン症候群」がいることに気がついて、「ここに日本の教育の解決策があるのでは」ということでADHDの研究を始め、本書の執筆にあたったそうです。
アメリカの教育と、日本の教育の違いなども分かって面白かったです。
ただし、他のみなさんのレビューにもあるように「心の病」という表現は今だと直した方がいいですね -
わかりやすい。
これが全てではないだろうけど、入り口にはちょうどいいと思う。
改訂版が出ているので、そっちを読めばよかった。 -
発達障害についての基本的な考え方、初歩的な対応方法などが書いてあると思われるが、タイトルが嫌いなのであまり読んでいない。「心の病」という視点も疑問。
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ADHDの症状をアニメ「ドラえもん」の登場人物ののび太やジャイアンに例えて分かりやすく教えてくれるもの。
この典型的なイジメられっ子とイジメっ子は心の病が原因だった。
とても分かりやすく、映画「オーメン」等で悪魔の子と呼ばれた子供も実話を元にしたと言う事。
悪魔の子と呼ばれた子の症状はADHDだと解明されているらしい。
分かりやすく、病気に疎い素人でも読みやすい本 -
何だかまとまりがないような進みで読みにくいところもあったんですが、最終的にはADHDに関する色々な知識が得られたので ○
「のび太・ジャイアン症候群」という言葉は、くどい・・・。ADHDって書いてくれる方が読みやすいんだけどな〜(><)
あと気になるのは、ここに書かれている支援の仕方の、根拠はどこにあるのだろう・・・??
有効そうだから、まあいいんだけど。
一応、続編の教員向けのやつも読む予定です。 -
このシリーズは、非常に分かりやすいです。でも読んでると、もしかして私も?なんて思ってしまいます。
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シリーズ第一弾
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子供向けシリーズだけど、大人になっていく過程を大切に説明てしくれる。のび太・ジャイヤンっていうのが分かりやすい例でいいでしょ。1時間くらいでざっと読める分かりやすさも魅力。