本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (453ページ)
- / ISBN・EAN: 9784072300947
感想・レビュー・書評
-
ひつじが丘は、何度読んだかわからない。泥流地帯は、初めて。北海道に所縁のある者なら、読むべきものだと思いました。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「愛することは許すこと」
「どんなに辛くても踏みつけられてもがんばれ」
それらを守るにはどれだけの苦痛を心身に受けねばならないのか
二つの作品とも心打たれるほどに、高潔で痛々しい人間の生きざまが書かれています
私は節子や輝子が好きです
やっぱり好きなものは好き、嫌なものは嫌ってはっきり言わなきゃダメでしょう
悪人の仕打ちに黙って耐えるだけでなくて -
どちらもかなりインパクトのある話。
ひつじが丘はあの名作『氷点』をぐっと凝縮したような内容で、救いがテーマになっています。というか、三浦作品はどれもが救いをテーマにしているといっても過言ではないですが・・・。
泥流地帯のほうは、あまりにもリアルだと思っていたら、史実に基づいたフィクションでした。しかもこの話にはまだ《続》編があるとのこと。ぜひ読まなくては!!
全3件中 1 - 3件を表示