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- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784072396698
感想・レビュー・書評
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運動機能をになうのは神経、筋肉、内臓機能です。このうち神経系の発育は生後5ヶ月ころから始まり、全身を動かすことによって、大脳中枢の運動野で神経回路がつながり、いわゆる運動神経が発達します。しかし、その発達は10歳で止まってしまいます。筋肉や心肺機能は11〜20歳にかけて運動することで成長しますが、運動能力のベースになる神経系は、8歳を過ぎれば、いくら運動をしてもほとんど発育しないのです。
子供にとって、運動能力は自分を認めるための核であり、運動ができないことは、直接劣等感や無力感につながりやすく、消極的な性格を形成しやすいといわれています。ですから、幼児期の運動体験は、心の教育という意味でも、重要な役割を果たすわけです。
また、脳の運動野は、人の知的活動をつかさどる前頭連合野(46野)の奥にあって、相互に連動して働くので、運動することによって運動野を刺激すれば、前頭連合野も活性化されます。・・・簡単にいえば、幼児期の全身運動は、感情をコントロールする意志力や社会的知性、ひいては心の発達も促す可能性があるといえるのです。
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