元「片づけられない女」の幸せの引き寄せ方 片づけ道

著者 :
  • 主婦の友社
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784072800409

感想・レビュー・書評

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  • 年末の大掃除シーズン。
    片づけられない女というキーワードに引っかかって購入。
    著者と同じく子供の頃から片付けが嫌いで、結婚して出産して、母になった今も片付けが嫌いで、ほとんど満足にできていません。
    何とかしたいと収納や片付けの本を読んでは、やる気になって、その時は片付けますが、しばらくすると元に戻ってしまいます。

    著者の片付けられなかった時代の話は、かなりひっちゃかめっちゃかだなぁと、半分笑いながら読みました。
    でも私にも思い当たる節が何個もあって、ドキリ。
    でもこんな酷かった生活が、今はキチンと回っていて、子育てしながら働いていると思うと、勇気がでました。

    内容としては、3つの法則は万人に当てはまると思いますが、7つの心得は、片付けがかなり苦手な人向けかも。
    実践編は、私でもすぐトライできそうな内容がいくつもあるので、やって見たいと思います。

    全体を通して、本当に片付けられないとっちらかった人向けの本です。

  •  私自身は片付かない歴40年以上のアラフィフ。その原因は容積以上の「モノ」であるのはわかりきっている。捨てればいいことだってわかっている。じゃあ、なぜできないんだろう?
     最近、その原因は脳の機能がイマイチちゃんなんだと理解しはじめた。それでも、「片付けなんて、出来なくて当たり前じゃん。苦手なことは人様にやってもらえばいいのよ」と言える、お手伝いさんを雇えるほどの暮らしとは程遠いところで生きている。
     そこで、少しでもどうにかしたいと、収納・片付け本をついつい買ってしまうのだ。
     だから、この本のタイトルにはとっても引かれた。 『元・「片付けられない女」の幸せの引き寄せ方 片づけ道』なんて、どんな「道」なんだろうと、かなりワクワク気味にレビューが条件のプレゼント企画に応募。そして当選。期待に胸をふくらませつつ読んでみたら、ふくらんだのは鼻の穴だった……。
     まず、導入部分でつまづいた。著者は子供の頃から片付けが苦手。それはモノだけでなく人間関係にも波及。学生時代には彼氏の実家に転がり込み同棲しつつ、さらに後輩とも付き合うというフタマタちゃんだったらしい。で、いろいろあった上で、今はその後輩だった彼と結婚して、子供も生まれてめでたしめでたし、と。
     ん? 「片づけられない女」は、人間関係がルーズでもしょうがない? 下半身緩くて当然??? 片づけられないことと、モラルの低さはイコール????
     もう、ここで相当、無理な気持ちに……。
     例えば、この告白が、いわゆる女子会の内輪話なら、それはそれで面白く聞き流せただろう。まあ、ツイッターやブログでも許す。でも、これ、とりあえずは出版物。見知らぬ数千、数万の人がお金を出して買い、その目に触れるものだ。 そして、多分、読者対象は女性。実はよくある話なのかもしれないが、片づけ本の自己紹介としてふさわしいとは到底、思えない。別に恋愛体質だろうが、下半身が緩かろうか、そんなことは片づけ話には関係ない。少なくとも私が担当編集者なら、書きなおしてもらうだろう。

     まあ、レビューを書くと約束したのだから、最後まで読むしかない。

     本の内容は、残念ながら、著者が「片づけられない女」だったことを実感させてくれるほど、とっちらかっている。
     片づけ道「7つの心得」「3つの法則」と言いながら、それが軸になって展開されないし、ほとんどどこかの雑誌に掲載された記事を、そのまま、加筆することもなく、まとめたような内容。ひとつひとつのアドバイスは、それなりに有用なものもあるが、ときには重複を感じられるようなものも少なくない。これに関しては、著者より編集者の問題だ。
     最近、片づけコンサルタントとしてテレビで活躍している「こんまり先生」こと近藤麻理恵氏は、「ときめき度」という女子っぽい言葉を使いながらも明確なビジョンがある。情熱も感じる。本がベストセラーなった理由もわかる。
     しかし、この本からは、本人のビジョンも、情熱も、作り手の真剣さも、なんら伝わってこない。「ブームだから、だれか見栄えが悪くなくて、ちゃちゃっと作ってくれるような人、いない?」という出版社側の意図と、「気がついたら本、出せちゃったんです」というゆるさ。そんな匂いがプンプンする。

     出版社からは、本をプレゼントしたのに、酷評されてむかつくー、と思われるかもしれないが、すべて読んでみた私の正直な感想だ。

     最後にひと言。
     

    もっと、本はまじめに作れ!!!

  • 読みやすく、わかりやすい内容。

    部屋着は部屋着用に買うってのがしっくりきた。

  • 最初にあった筆者の生活、耳が痛いなー…って思う事あり、「え?それまで部屋が汚い事のせいにしちゃう???」って事ありでした。
    学生時代に浮気してたとか、そこは部屋のせいじゃなくて倫理観が欠けてるからじゃないんですかね?
    しかしそれをも受け入れて結婚されてるようなので、とても魅力的な方なんでしょうね。

    さて、本の内容です。
    ☆ものを置くスペースを決めて、絶対それ以外は置かない
    ☆クローゼットの引き出しにはラベルをつける
    これはいいですね。
    まさにその通りだと思いました。

    他のお片づけの本よりも物理的な考え方もされてるような気がします。
    ポールに何割ハンガーが掛かってるのがつかいやすいか…とか。
    今まで他の本で挫折した方には実行しやすい内容かもしれないです。


    あと、ときめき片付けのこんまりさんと全く同じ事おっしゃってましたね。

    外出着を部屋着にしてはいけない。部屋着は部屋着で用意しましょう。

    うん、早速明日買いに行こうかなって感じです。

  • 大そうじのこの時期にピッタリの1冊。
    すごく読みやすかったです。

    空前の「片づけ」ブーム?に伴いたくさん出ている片づけ本。私も何冊か読んだけど、中でも好感を持てる本でした。

    インプットとアウトプットの話や、スライダーの考え方は新しくてとても参考になった。

  •  読んでいるうちに、部屋を片付けたくなってくる一冊。
     片付けというのは、自分を好きになる「手段」、自分を知る「手段」であり、成功のための「手段」という部分に「なるほど」。
     「手段」なのだから、片付けのが最終目標であってはいけないし、日常の中で片付けができることが大事なのです。

     この本では、アウトプット(OUT)、捨てることに重点が置かれ、次いで、必要のないインプット(IN)、買い物をしないための方法が挙げられています。
     INが過剰になり、OUTができなければ、家や部屋は「メタボ状態」。ならば、INとOUTのバランスが取れるように、INの条件、OUTの条件を決めてしまいます。
     一つのものを長く大切にする人と、新しいものを次々と仕入れる人がいるように、片付けの基準も一人ひとり違うもの。だから、最初に条件を決めることは大事です。

     そしてなにより、自分で片付けをすること。
     自分で使い易いように整理をするのだから、自分で自分の使い易いように片付けて、自分の暮らし易いストレスフリーな生活空間を作っていく努力が必要。
     それが引いては、自分を知ること、自分を好きになることになっていくのだそうです。

     ちょうど年末ですし、この本を参考に、メタボな部屋のダイエットにチャレンジしてみます。

  • 最近の片付け本って自己啓発本だなぁと改めて感じました。

    断捨離あたりから片づけがだいぶ定義づけられている気がして
    内容も目新しい感じはしませんでした。

    この本は、片付けられなかった過去から
    現在へのストーリーになっているので読みやすかったです。
    装丁も可愛いので片付け本の1冊目だったらバイブルにしたかも。

    あと収納とインテリアは対極のイメージなのですが
    スライダーの考え方で、自分はどちらの方が大事と思うかで
    無理にキッチリ整理整頓しなくてもいいんだと分かりました。
    殿堂入りの考え方も最後の砦っぽくて嬉しかったです。

    片付けって確かに誰からも学んでこなかったこと。
    自分は片付けてるつもりだけど、本当にできてるのかな?もっと賢い方法があるのかも!?
    自己評価も難しいので、今後アドバイザーの存在が一般的になっていくのかもと思いました。

  • 著者は、吉永永里子さん。片付けガールと呼ばれているそうです。

    本書は、元「片付けられない女」の吉永さんが、どうやって現「片づけられる女」の片づけガールになっていったか、片づけられるようになってどう人生が変わったか、から始まります。後半は、片付け道の基本となる考え方、片付け道の実践編といったTipsがまとまっています。目次を見て、気になるところをつまんでよむのも効率的で良いかも知れません。

    「片づけガール」と名乗っている方の本なので、化粧ポーチの話やヘアアクセなどの話が出てくると、やはり女性の方がよむとしっくりくるかな?という点が多いでしょう。
    しかし、片づけ道実践編の情報篇ではHDDレコーダーやデジカメの整理術の話もでてきますし、「片づけ道」の基本となる心得(INとOUTを整える、モノの選抜基準を「今」にする、自分スライダーをもつ)などは男性でも共感できるとおもいます。

    文体も読み進めやすく2時間くらいで読了できました。

  • 著者は本当に片付けがまったく出来ない人だったというのが、文章から伝わってくる。
    本当に片付けのできないどうしようもない女だったからこそ(ひどい書き方ですが、これは著者への最高の褒め言葉だと思う)の徹底した片付け法はとても参考になりました。
    物や情報にに溢れた現代は、少し気を抜けばどんどんこちらの意思を無視して我が物顔で入り込んできます。だからこそ、この著者のような徹底した収納整理法「片づけ道」が必要だと思います。

    本自体も可愛いデザインですし、文面も読みやすく可愛くデザインされていますので、物が溢れて整理できない人が多いと思われる、女性の方(女性の部屋って散らかっている人のほうが多いですよね?)にこそ読んでほしい本だと思います。

  • 最初の著者の過去の話を読み自分も同じような状況にあるのでとても惹かれました
    読んでみると分りやすくまとめてありとても読みやすかったです
    こういう本はすぐに飽きちゃう自分にも読めました

    結局はちゃんと元に戻す・余計なものは買わないですね

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著者プロフィール

生き方スタイリスト。整理収納アドバイザー1級認定講師。
2008年より収納スタイリストとして活動を開始。
片づけられない女だった過去の経験を活かし、「片づけはストレスフリーに暮らす近道」をモットーに、
働く女性・主婦目線での整理収納やライフスタイル提案をしている。
個人宅でのアドバイスから、講演・セミナーなど、これまで10000人以上に片づけをレクチャー。
テンポのいいわかりやすい語り口が人気で、「有吉ジャポン」(TBS系)、
「ソロモン流」(テレビ東京)など、メディア出演も多数。
著書に『ズボラさんのための片づけ大事典』(エクスナレッジ)など。

「2018年 『なかなか捨てられない人のための 鬼速片づけ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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