薬屋のひとりごと (Ray Books)

著者 :
  • 主婦の友社
3.87
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本棚登録 : 224
感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784072853795

作品紹介・あらすじ

中世のとある東洋の大国。皇帝の側室が住む後宮を舞台にしたミステリー。主人公は花街で薬師をやっている少女・猫猫。薬採りに森へ入ったときに人さらいにあい、後宮に売り飛ばされて下女として働くことに。あるとき、猫猫は、持ち前の好奇心と知識欲に突き動かされ、後宮で生まれる赤ん坊の連続死をこっそり解決する。それを見抜いた美形の宦官・壬氏は、猫猫を皇帝の寵妃の侍女に抜擢する…「毒見役」として。

感想・レビュー・書評

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  • このブクログでこの本の存在を知り、面白そうだなと思い読み始めました。

    帯に書かれた謳い文句も面白い。「なぁ、娘さん。呪いを解く薬を作ってくれよ」「私を処刑する場合、毒殺にしていただけませんか?」などなど、興味を惹かれる言葉が要所要所に出てくる。それに単行本で790円という値段もいい。実に良い(笑)この値段ならば他のライトノベル系の単行本より手を出しやすいのではないでしょうか?でも、この作品なら1260円出しても面白いと思います。

    主人公の猫猫(マオマオ)は薬草を探しに森に入った所を人攫いに合い、後宮に売り飛ばされそこで下女として働くことになる。そんな猫猫はある時、後宮で起こる赤ん坊の連続死の謎をこっそりと解決してしまい、そのことを美形の宦官・壬氏(ジンシ)に気づかれてしまう。後宮で権力を持つ壬氏は猫猫を皇帝の寵妃の侍女にする。毒見役として・・・

    猫猫の性格が面白いです。淡々としているように見えて自分の好きなものに対しては溢れんばかりの興味と愛情を見せています。壬氏も良いです。美形で腹黒。あの笑顔の裏でいろいろと画策してるんでしょうねwwそして、淡々とした猫猫が壬氏に接する時の態度も面白いです。話自体も読んでて飽きない。読みやすく、いろんな事件が起きるのでサクサク進みます。たまに漢字の読み方が分からなくなりますがそこは適当に読み進めても問題ありませんでした(笑)
    ラストに近づくにつれて変わっていく猫猫と壬氏の関係も良いです。2人のその後が知りたくてネットで検索したら続編というかスピンオフというか「蛇足編」というものを更新されていたので、そちらも楽しく読ませていただきました。これからも続きを楽しみにしています。本が出たら買うだろうなぁ。「詐騎士」とか好きな人はきっと好きな話だろうなぁと思いました。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「壬氏も良いです。美形なのに腹黒ww」
      偏見入ってます!
      って、それは私か、、、(何となく面白そう)
      「壬氏も良いです。美形なのに腹黒ww」
      偏見入ってます!
      って、それは私か、、、(何となく面白そう)
      2013/02/13
  • 先にアニメを見てしまった
    なので、表紙に違和感・・・
    このお話、いつまで続くんだろう
    作者の現代日本の物語が読んでみたい

  • 読むかどうか迷ってた本です。
    以前、同僚さんがオススメしてくれていました。
    アニメ化するのを機に読んでみることに。(ちょうど間に合った)。

    一章一章が短いので隙間時間に読めますね。
    とはいえ、続きが気になって一気読みしました。

    淡々とした毒味の猫猫いいです。
    何より壬氏への塩対応ぶりが。

    事件の謎解き、毒に対するマッドサイエンティストぶりを堪能したい方にどうぞ。

    人名は猫猫と壬氏とお付きの方以外は訓読みで読んでしまってるのは内緒です。

  • 漫画で読んで興味を持った為。
    続きも読みたいです。

  • 猫猫の冷めた目線がおもしろいミステリー。

  • 前から読んでみたかったので、やっと読めました。猫猫の鈍さと壬氏の少年っぽい素の関係がもどかしくて!あれだけアピールしてるのに全く落ちない猫猫がラストに見せた少女らしさが可愛かったです。続編早く読みたいです。

  • 入院中に読み始め、面白くて夢中で読んだ。
    猫猫をはじめ、壬氏も高順も妃たちもキャラクターが際立っていて良い。
    とにかく猫猫の気性がさっぱりとしていて、感情移入しやすい。何かあるとすぐに涙目になるようなヒロインが大嫌いなので、本当にこのお話は読みやすくて、とても愉しい。
    続きも漫画も読む気満々。

  • 置かれている状況の厳しさを、厳しく感じさせないのは彼女が強いから。
    その強さは知識と経験からもたらされたもの。
    全てが生きるための道具となる。
    それを使いこなす姿は恰好いいけれど、その姿が、やはり彼女を取り巻く状況の厳しさを表している気がする。

  • 中国の後宮を舞台にした少女漫画的な雰囲気の話ですが、それなりに話の裏や人間関係もあって楽しめました。ただ、馴染みがないところで少し入りきれませんでした。

  • 後宮、宦官、そして中国、女性の薬剤師?と言う場面設定は珍しくはあったし、面白いのかどうかよく分からなかった。

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著者プロフィール

福岡県出身。小説家、ライトノベル作家。2012年に「小説家になろう」に投稿していた『薬屋のひとりごと』が書籍化され、デビュー。同作は2種類のコミカライズされ、ねこクラゲ作画の作品は「次にくるマンガ大賞2019」でコミックス部門の1位、倉田三ノ路作画の作品は「Google Play Best of 2019」のユーザー投票部門にノミネート。23年にアニメ化された。

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