桑田真澄の常識を疑え! KUWATA METHOD ― 父と子に贈る9つの新・提言 !

著者 :
  • 主婦の友社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784072948989

作品紹介・あらすじ

上から投げ下ろせ」「叩きつけろ」「正面から捕れ」……。野球界には旧態依然の間違った常識が蔓延っている。いわゆるNOがカバーを飾っていた頃の教則本に書いてあった古い技術論。道具やサプリメントやスポーツ医学の進歩とは反対に、指導者の教えは変わらない。「常識を疑え!」をキーワードに、理論派桑田真澄が野球界の妄想にメスを入れる!投球、打撃、守備、走塁等の技術や戦略、メンタル、そして仲間、夢…。これまでTVなどでも「根性なき指導法」を指摘してきた桑田真澄の技術書集大成。古い野球からの脱皮、そして新しい野球界へ!!指導者の立ち位置をもう一度考え、桑田真澄の全てが詰まった野球教本の決定版。少年野球の選手も指導者も共有できる究極の教則本。

感想・レビュー・書評

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  • ベースボールが日本に伝わったのは1872年(明治5年)とされている。
    1941年にはじまった第2次世界大戦中は、野球は敵国のスポーツとして続けるのが難しい状況に追い込まれた。

    そんな時代、野球を政府、軍部から守るための苦肉の策として、武士道に基づく「野球道」が提唱された。

    挨拶をしっかりする。道具を大切にする。練習に対するひたむきで真摯な態度。基本プレーを大切に忠実にする。
    世界に誇れる日本の野球道だ。

    練習させすぎて故障させてしまう。監督や先輩に絶対服従の上下関係。そのため自分で考え行動する習慣が身につかない。
    こうしたマイナス面があったことも事実。

    著者は、この野球道を再定義し実践することを、少年野球の現場から実践したいと提唱する。


    練習、栄養、休養の3つのバランスが大事。

    虚礼はやめよう。主役は子どもたち。

    ヤジではなく、味方と自分を応援しよう!

    ストレスを子どもたちにぶつけない。


    ジャイアンツのエースとして活躍した現役時代と変わらぬコンデションで、少年たちに、指導者たちに分かりやすく表現と実践のプレーでアドバイスを送る。

  • こういう合理的な考え方、好きです。

  • 小中学生の自分がこの本を手にしていたら、どんなにか目の前の苦痛から解き放たれたことだろう。いろいろなことから救われたはずだ。この本は桑田メソッドとして、少年野球の悪しき慣習のひとつひとつを取りあげて、理論的に糾弾している。たとえば即刻やめるべきは、ダウンスイングのゴロ打ち至上主義。これはフライよりゴロの方が勝算があってやっているのだろうか。ダウンスイングはボールまで最短距離を振りぬくだけで、スイング全体を最速を振りぬくには、サイクロイド曲線を描くべきだということ。ダウンスイングは投球と1点でしか交差せず、その小さな1点をはずしたらかすりもしない、空振り確率の高い。この夏、お仕事で桑田さんと野球教室でご一緒できそうなので、じっくり読んでおこうっと。

  • 思ったほど、ではなかったかな。

  • こうゆうことを伝えるのもプロの仕事だと思う!

    こうゆうプロ選手が増えてほしい!

  • 少年野球の現場で行われている、「偏った知識・間違った常識」をことごとくバッサリ斬ってくれる本。
    大変勉強になった。

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