大久保町の決闘 (電撃文庫 た 1-1)

著者 :
  • KADOKAWA(アスキー・メディアワ)
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本棚登録 : 89
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784073005353

感想・レビュー・書評

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  • 大久保町の決闘 (電撃文庫)

  •  兵庫県明石市に兵庫県よりも広大な町「大久保町」があって、そこでは毎日のように保安官とならず者の銃撃戦が繰り広げられていた…。

     便宜上「ファンタジー」に分類したが、そういう意味での「ファンタジー」である。
    要は「登場人物が日本人の西部劇」であり、剣も魔法もエルフもオークも出て来ない。
    代わりに銃と砂漠と足のきれいな可愛い女の子は出てくる。
    ふざけているのかと言われそうだが作品自体がふざけているのでそうとしか言いようが無いのだ。
    このふざけた内容と文体で私は人生で初めて「小節(ラノベ)を読んで死ぬほど爆笑する」という経験をした。
    もっとも、本作が出た頃はラノベ自体があまり無かったのだけど。

  •  最近、なんだかとても疲れているあなたに、取って置きの一冊。ジャンルは・・・コメディかな? 読めば読むほど馬鹿らしくなってきますが、不思議と腹立ちは覚えず、かえって声を出して笑ってしまうほどです。挿絵も絶妙にマッチして本の味を引き立てます。
    驚く無かれ、この本に書かれていることは全て『本当のこと』なのです! 大久保町はガンマンの町で、男は皆拳銃を所持し、決闘で相手を殺してもOKな所、嘘ではない!
     ちなみに『大久保町の決闘』『大久保町は燃えているか』『さらば愛しき大久保町』の3部作です。

  • 大好き。
    当時はあとがきから読むタイプで、古本屋で出会ったものだから、その…信じちゃったじゃないかー!
    まあ読んだら、そんなわけないってわかったけども。
    「大久保」がわりと家から近い町で、電車で通り過ぎるたび、ここにガンマンの町が…とにやついていたものです。
    新装版が出てびっくりした!

  • 一般人っぽい主人公の特殊能力(体質?)が熱い。

  • ローカル過ぎて…好きです。

  • 未読

  • 2007/05/12

  • 兵庫県明石市大久保町という地名にやたら反応するようになります、本当に。

  • この作者お得意の馬鹿小説。
    ガンマンの町、兵庫県明石市大久保町。
    これだけでもどの程度馬鹿小説なのかは明白かと。

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著者プロフィール

田中哲弥 1963年神戸市生まれ。関西学院大学卒。文学修士。大学在学中の1984年に星新一ショートショートコンテスト優秀賞を受賞。放送作家、コピーライターなどを経て、1993年『大久保町の決闘』(電撃文庫のちハヤカワ文庫)で長編デビュー。主な作品に『鈴狐騒動変化城』(福音館書店)、『やみなべの陰謀』(ハヤカワ文庫)など。

「2021年 『オイモはときどきいなくなる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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