ブラッドジャケット (電撃文庫 ふ 3-2)

著者 :
  • KADOKAWA(アスキー・メディアワ)
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本棚登録 : 176
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784073064084

感想・レビュー・書評

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  • 三部作のうち二作目。前作のように疾走感と格好良さを詰め込む代わりに、キャラクターの内面描写が多く、抒情的な雰囲気が魅力。
    死体屋の気弱な若者、愛に満ちた狂った神父、復讐の老研究者、被害者でありながら自由でコケティッシュな少女。
    適当に登場人物を紹介しても様になる、面白さが伝わってくる(気がする)。

  •  仏教系サイバーパンク小説、「ブラックロッド」の続編。
     ヴァンパイアハンター、ナイトウォーカーの前日譚。
     前作に比べると詰め込み具合が減っていて、ちょっと寂しかった。

  • 前作に引き続きとても面白いけど何か物足りない。吸血鬼が中心なのもあってややありきたりというか設定の外連味が足りない感じ。やっぱ機甲折伏隊(ガンボーズ)みたいな冗談めいたルビ付きの専門用語がバンバン出て来た方が楽しい

  • ライトノベル「ケイオスヘキサ」三部作の二作目です。
    主人公が壊れていく過程をもっとじっくりと描写してほしかったところです。

  • ネットで評判を見る限り「ブラックロッドより良い」という評価が支配的なようだ。俺は逆の評価だが。ブラックロッドより時代を前に設定し、吸血鬼・ロングファングに焦点を当て、その謎を解き明かしていく。
    登場人物の壊れっぷりはこちらの方が上。…だが、どうにも挿絵にオリジナリティというか、ブラックロッドのときのようなインパクトが無く、この点で損をしているように感じる。三部作の中では凡作。

  • 狂気。
    美しいまでの狂気。
    それを文章化したものがここにある。
    文学作品ではないので、苦手な人は苦手でもあろう。

著者プロフィール

第2回電撃ゲーム小説大賞<大賞>受賞。『ブラックロッド』(電撃文庫)でデビュー。著書多数。

「2017年 『ある日、爆弾がおちてきて 【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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