- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784074034079
感想・レビュー・書評
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2015年日本ツアー最強の女子プロであるイ・ボミ。彼女はそのスイングの美しさ・正確さ・素直な人柄・可愛い笑顔で、多くのおじさんゴルファーの心を鷲掴みにした。イ・ボミプロ自身によるスイング技術の解説、帯同する清水重憲キャディによる強さの秘密、トレーナーらサポートチームによる素顔の紹介。
非常にオーソドックスなスイングで、参考になる。豊富な練習量、鍛えられた体幹の強さにより、安定したショットの方向性と飛距離が出せるのだろう。
個人的に参考にしたいポイントは下記の通り:
<スイング>
・正確な回転運動のために、「背骨=軸」のイメージ
・アドレスでは下半身をどっしり、上体はリラックス
- そのために左手はフック、右手はスクエア(右肩が下がらない)
- ボールは内側、左かかと延長線上より 1個分内側
・切り返しで体重移動したら、左膝の位置をキープ。左腿の内側を外に回す
・ダウンスイングで手や腕に力を入れない
・インパクト後も左脇を締める(腕と体が一緒にまわってフィニッシュ)
・アドレスの時と膝の位置を変えない(テークバックで左膝、ダウンスイングで右膝が前に出ない)のが、腰の回転のポイント
- 右腰に力をためる感覚でテークバック、右腰に体重を集める感覚
- 腰を左に回す動きをきっかけに切り返し
- インパクトでは体重が左足に乗るので、左に流れないよう受け止める感じで、左のお尻に力を入れて踏ん張る
・頭を残す:
- 体重が右足に残ったままにならないよう、アゴが真下を向いた状態で頭を残す
- 逆に頭が目標方向に流れやすい人は、右かかとのヒールアップを遅らせる。ベタ足のインパクトを心がけることで頭が残り、軸ブレを防げる。
・ドローボールを打つには:
- ティアップ高め(ヘッドの上から 1/3 ボールが出る)
- フェースはスクエアだが、スタンスは目標よりやや右向き(クローズドスタンス)
- 体重は右足に残し加減に打つ:体重を右に残してダウンスイングする、ボールの右側に頭をしっかり残したまま打つイメージ
- フォローで左手の甲が下を向くくらい、左手の甲を回転させながら打つ
<アプローチ>
・一つの打ち方で、カップの 1m 手前に寄せるのが基本
・6:4 の左足体重で構え、左腕とクラブが一直線になった延長線上にボールを置く
・アドレスとインパクトで左足の形と左のお尻の位置を変えない
・左右対称のスイング
・クラブヘッドが上下する多くの原因は膝。右膝が出るとシャンク。アドレス時の膝の角度を保ったまま打つ。両足ともベタ足で打つのも一法
<パッティング>
・打つ時は多くを考えない、たとえば「頭を動かさない」など一つに絞る。
・ボールの通過点に目印を作る
- 同じスライスラインでも、上りであればカップ寄りに、下っていればボール寄りに目印を見つけるようにする詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ボミさんが好かれる理由。
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