こころの おと

  • 主婦の友社
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本棚登録 : 116
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784074146291

作品紹介・あらすじ

子どもの才能のために、親ができることとは? 50万部を超えるベストセラー絵本『ちいさなあなたへ』で、母と娘を描いたピーター・レイノルズが、再び親子の、父と息子の絆を感動的に描く!珠玉のストーリー。主人公ラジは、あふれる音を心のままに弾いていた少年。その音を愛した父は、息子の才能を伸ばそうと、音楽教師を招くが…。親だからこそ、子どもへ伝えることができる、人生の歓びに、そっと気づかせてくれます。翻訳は、これまでにピーター・レイノルズ作品を数多く手がけるほか、創作絵本など、児童書のさまざまな分野でご活躍されていらっしゃる、なかがわちひろ先生。『ちいさなあなたへ』のゴールデンコンビから、すべてのお父さん、お母さん、その子どもたちへ、再び。贈り物のような絵本です。

感想・レビュー・書評

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  • 楽しんでいる 事が何より大切

  • 原題 playing from the heart by peter h reynolds
    2016

    なかがわちひろ 訳 平成28

    3分強

    ラジはピアノを弾くのが大好き

    そこでお父さんはラジにピアノを習わせた

    どんどん上達するラジ
    しかしどんどんつまらなくなり、ピアノを弾くのをやめてしまう

    大きくなり、家を出たラジ

    ある晩、父が倒れたという知らせに
    家に戻る

    父の頼みは、ラジのピアノ
    弾いてほしいのは、子どもの時の、
    まだ習う前のピアノ

    だったとさ

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 何年も誰も弾いてなかったピアノから小さな男の子(ラジくん)が ぽろん ぽろんと音を出し遊びはじめた。やがて足がペダルにとどきだすと、夢のような調が家中に〜。お父さんはラジには音楽の才能があるようだと、ピアノを習わせることに。ところが、上手になればなるほどなぜかピアノがつまらなくなってきた。やがてピアノの音が消えた。そしてラジは大人になり家を出ていった。ある晩、お父さんが倒れた。知らせを聞いてラジは家に向かった~

  • 楽しいことをする

  • 子どもの才能を親は見つけたがり、もしかしたらと思えばそれを開花させようと親は躍起になるけれど、楽しそうにしていたから、そのことを伸ばしてやろうと思う親心のせいで、子どもが楽しめなくなってしまうことだってあったりして。

  • 【図書館で】『音楽は楽しむものだよね』と教えてくれます。

  • 三葛館児童書・大型本 E||RE

    ある日、幼いラジが家にあったピアノで遊び始め、お父さんはその様子を見てピアノを習わせました。けれど、上手になればなるほどピアノがつまらなくなり、途中でピアノをやめてしまいます。月日が経ち、病床のお父さんがラジにピアノ弾きをリクエストしたことで、楽しむことであったピアノの音色を思い出す…。長い時間の果てに原点に戻り、ラジとお父さんが共有する思い出の音が、二人の心をつなぐストーリーです。
    親子の絆や、音楽の原点である「音を楽しむ」ことの大切さをあらためて伝えてくれているように感じられる一冊です。
    読後は、あの頃のように再び音楽に純心に向き合うことができるようになったラジとお父さんとの時間が少しでも長く続けばいいなと願わずにはいられません。
                                  (かき)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=89819

  • 小さなラジが奏でる素敵な音を聞いて
    ピアノを習わせたお父さん

    上手くなるにつれて楽しかったピアノが
    楽しくなくなってやめてしまったラジ

    お父さんが倒れた時に二人をつないだのは
    小さな頃自由にラジが奏でていた、心が
    奏でるピアノの音だった

    というお話し。

    習わせてあげようと思うのは親心。
    それでうまく弾けるようになって
    大人になっても楽しめるようになるかも
    しれないし、ラジのように離れる子も
    いるだろう

    大人向けかな。

  • 心のままに楽しんでピアノを弾いていたラジ少年と、良かれと思ってピアノを習わせたお父さんの、お話。

    大好きだったはずのピアノが、だんだん苦痛になってくる感じ、誰にでも覚えがあると思う。

    そして、親になった今、自分の子供に同じような思いをさせてないだろうか?と振り返り、ヒヤッとする一冊だった。

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著者プロフィール

カナダ、トロントに生まれる。絵本作家。『ちいさなあなたへ』(主婦の友社)など、作品多数。

「2023年 『挫折しそうなときは、左折しよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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