シートン動物記 7 小型軍馬というウサギ・伝書鳩アルノー〔ほか〕

  • 集英社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784082300074

感想・レビュー・書評

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  • 小さい頃、夢中で読んだ本です。
    今でも時々読み返します。

    シートン動物記はどのお話も大好きです。
    灰色熊ワーブ、伝書鳩アルノー、狼王ロボ、小型軍馬というウサギ、キルダー川のアライグマ、旗尾リス物語、サンドヒルの牡鹿、勇ましいブルテリア……
    まだまだ挙げたりないくらい。
    悲しいお話も多いのですが、読んだ後にじんわりと心に残ります。
    いろんな出版社から出ていますが、私が読んだのは集英社のものです。訳がいいのか、小学校低学年だった私でも難なく読めました。それでいて、内容は勿論のこと、たっぷりのボリュームです。
    もし自分に子供が出来たら、小学校に上がった時点で読ませてあげたいな、なんて思っています。
    (その点は当時私にシートン動物記を紹介してくれた父に感謝ですね)

    厳しい自然の中で生き抜く動物たちをありのままの姿で書いたものだと思います。
    意のままに自然を操って生き長らえる人間と、自然の掟に従い生き抜く動物たち。
    この本には、全く人間と相容れない誇り高い動物もいれば、人間から受けた愛情に答える無償の愛をもった動物たちのことも書かれています。
    そういった意味では、人間側、動物側、という偏った見方ではなく、それらを全て含めたありのままの姿を書き残したんでしょう。きっと。
    大人になった今でも考えさせられる、大好きな一冊です。

    今思えばこのシリーズを読んだ時から自然環境に興味を持ち始めたのかもしれません。
    最終的に大学もそれで選んでしまった感じが否めない(笑

  • 勝手にたっくんが読みそうだけど、この伝書鳩アルノーの話が印象に残りまくりです。どれも悲しいのですが。

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著者プロフィール

1860年イギリス生まれ。アメリカの博物学者。詳細な自然観察をもとに、『私が知っている野生動物』をはじめ、数多くの動物物語の傑作を書く。1866年6歳の時に父親の事業の失敗で家族とともにカナダへ移住、奥地の森林地帯で開拓生活を送り、野生の動植物に深い関心を抱く。インディアンの生活と文化に学んでウッドクラフト運動を始め、アメリカ・ボーイスカウト連盟の初代チーフ・スカウトを務めるなど、生涯、野外活動の実践的な指導者、普及者であった。またトロント、ロンドン、パリで絵を学び、画家として活躍。1946年アメリカ西部のニューメキシコ州サンタフェで86歳の生涯を閉じる。

「2023年 『二人の小さな野蛮人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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