絵本 星の王子さま

  • 集英社
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本棚登録 : 386
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784082990169

作品紹介・あらすじ

池澤夏樹訳による初めての絵本化。子供が読める!子供と読める!声に出して読める!原作の魅力を一層鮮明にした新しい『王子さま』です。

感想・レビュー・書評

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  • とても恥ずかしいのだが初めて読んだ。ああもっと早く出会いたかった。人生半分損した気分。絵本でもとても考えさせられる内容で、何度か繰り返し読んだが深い!王子様はどうしているのかな?

  • 40'00"

    原作はもっと長いが
    子供でも読めるように短く訳されている。
    でも、オクが深く読解力がいる
    高学年以上
    活字が苦手な大人にちょうどよい。

  • 星の王子さまは1回でなかなか理解できない事で有名だが、ざっくりとした流れはなんとなくわかった気がする。何年かおきに読んだら感じるものが変わるんだろうな。

  • 池澤夏樹の翻訳絵本版ということで、息子に読みきかせる準備のつもりで読んだら、、、、、。元は子供だったことのある大人の自分にピッタリ、心に突き刺さる感動本だった。

    形や数字に目がいってしまう大人。命令することで自分を保っている大人。一番にこだわる大人。忘れるために酒を飲む大人。自分が何を成すのか分からないビジネスマン。規則にしばられ窮屈な大人。
    大人って変。何かにがんじがらめになっていてとても窮屈にみえる。

    「星がきれいなのは、星のひとつに花がかくれているからだよ」と王子さまは言った。
    「そうだね」
    ぼくも砂漠がきれいだと思っていた。
    「砂漠がきれいなのは、どこかに井戸をかくしているからだよ」と王子さまが言った。
    ぼくはしばらく考えてから言った―
    「家でも、星でも、砂漠でも、きれいなものはみんな何かをかくしている」

    ぼくは王子様を守るため井戸を探しに砂漠の中を歩き続ける。
    そして、井戸を見つけ特別な水を堪能する。

    「地球の人たちはバラを5000本も咲かせられるのに、自分が探しているものを見つけられないね」と王子様は言った。
    「そうなんだ」
    「たった一本のバラや、たった一杯の水の中にあるのに・・・・・」
    「そうなんだ」
    「目には見えないんだよ。心で探さないと」
    「わかった」

    キツネが教えてくれた大切なこと
    「ものは心で見る。かんじんなことは目では見えない」
    「きみがバラの世話をした分だけ、きみとバラは仲良しになれる」

    仲よしになると泣かなければならないこともある。
    最後、ぼくと王子さまの悲しい別れがあるけれど、
    「楽しいことだよ、きみが星をみると鈴のようなぼくの笑い声が聞こえる。ぼくが星空を見ると、あの井戸の滑車のきしみが聞こえる。ぜんぶの星がぼくに水をくれる」
    「きみには5億の鈴がある。ぼくには5億の井戸がある・・・」

    王子さまは旅に出て、大切なものから身を遠退け、ようやく自分に大切なものを知った。

  • 王子さまの話は不思議だけれど、多くの大人が見失っているかもしれない大切なことを含んでいる。原作より短くなっているが、翻訳が良い絵本だと思う。息子はひとりで読んでしまった。
    (読んだ時期:6歳)

  • 最高の本の絵本版。年を重ねるごとに沁み渡る。

  • なんだろう。
    アラサーにして、何度読んでも涙が出てくる。

    キツネとのくだりで、出てくる言葉
    「飼い慣らす」。。。「特別なひと」。。。

    そこから芽生える「花」に対する責任感。

    本当に大事なことってなんだろう。
    と、読むたびに思い出させられます。

    子供に読んであげるのではなく、
    子供だった自分に立ち返れる本ですね。
    大好きな本です。

  • 「ぼく」と砂漠でであった王子さまのおはなし。小さな星に住んでいた王子さまは旅に出た。酔っ払い、王様、地理学者の星を巡るが、わかったのは「大人ってよくわからない」ということ。王子さまの星でただひとつだと思っていたバラが他の星ではたくさんあった時、バラが特別ではないことを知る。でもキツネから、「友だち」になるということ、たとえバラがたくさんあるはなでもあの「はな」は王子さまにとっては特別な「はな」だということ、大事なのは目にみえるものを見るだけじゃなく「心で感じる」ことを知る。最後王子さまは星に還るためにヘビにかまれる。冒頭だけ読んだ時は、話の噛み合わない会話だったり、なんだかよくわかんない話だな〜と思ってたけど、実はもっと深いものが込められていた。著者が「ひとりの大人のために書いた」というだけあってこどもにはわかりにくいかもしれないけど。今も愛されている理由が少しわかった。今度は全訳を読んでみたい。2008/08/31

  • 絵本なので乳児に読み聞かせようと思ったが、実際はイラスト入りの小説で、小さな子には早すぎました。
    むしろ大人が楽しんで読みました。なかなか深いお話です。
    いろいろな翻訳があるようで、読書ブログチラ見したら、池澤さんを酷評してる人がいた
    おもしろいけどなー

  • 年長と小4の娘に読み聞かせをした。一度読んだだけでは、内容が深いのでなかなか難しい。私自身もまだすとんとこない。何度も読み返したい作品。

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