電車で行こう! 新幹線を追いかけろ (集英社みらい文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 198
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784083210068

感想・レビュー・書評

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  • 冷静に考えれば、突っ込みどころ満載だが、期待も込めて高評価

  • 小さな旅行会社「エンドートラベル」が企画した、
    小学生が電車旅行をするチーム
    「トレイン・トラベル・チーム」
    略してT・T・T

    そこに応募してきた小学5年生の、雄太、大樹、
    紅一点の未来。 
    そしてエンドーとラベル社長の遠藤さん。

    この4人を中心に話が進んで行きます。

    乗り鉄っぽい雄太に撮り鉄の未来。
    時刻表鉄の大樹と同じ鉄道マニアでも各々
    得意分野に違いが。 

    初の会議で時刻表の見方を教わる事になるんだけど、
    大樹が講師役に指名されウンチクを披露します。
    女の子の未来の手前、自分も少しカッコつけたい雄太
    が、大樹を小バカにしちょっとしたケンカに。
    実に小学生らしいw

    遠藤さんが間に入り、素直に大樹が謝罪をすると
    雄太も自分が恥ずかしくなり謝罪をしすぐに仲良く
    なります。

    そして、チーム初の日帰り旅行へ!

    ここでトラブルが発生し、
    ちょっとした鉄道ミステリー?物のような流れに。
    おばあちゃんに会うため新幹線に乗りに来たはいいが、
    はじめての事で戸惑っていた小5の女の子七海を発見。
    放っては置けないとT・T・Tが予定を変更し
    七海を無事におばあちゃんに会わせるため奮闘します。

    鉄道マニアなら知ってて当然の内容が、
    キャラクター達のやりとりを通して
    子供にもわかりやすく解説されています。
    電車に詳しくない大人にも有益かも?

    新幹線を追いかけるのにタイムリミットがあり、
    結構ハラハラしますね。 
    そこでも色々マニアックな小ネタで切り抜けていくのが
    面白いです。

    なんとなく電車かっこいいなぁって思ってる子供が
    これを読んだら、更にハマるんじゃないでしょうか。

    スーパーヒーロータイムでもちょうど電車モチーフの
    トッキュウジャーを放送中だし、今年は鉄道博物館
    に行ってみたいなと思いますw

    シリーズ化してるし、他のも読もうかな。

    遠藤さんは駅弁鉄って奴だと思う。

  • 電車好きも電車の初心者もわかりやすい

  • ななみちゃんていうひとのおばあちゃんをさがしに行くお話。何本もあるしんかんせんのなかから、一本をさがしだすことがてきたのが、かっこよかった。ぼくもしんかんせんのことをいっぱい知りたいです。

  • 子供向け鉄道マニア養成本......と思ったら、初っ端から主人公の鉄道好きっぷりが半端ないので、案外最初から鉄道大好きっていう少年向けなんだろうか。

    ・鉄道の知識と乗客の事情などが結びついているのがうまい。少ない情報から推測して、特定してしまう知識量がすごい。
    ・鉄道になじみが無いと、1巻は読みにくいかもしれない。知識をひけらかしている感じがあり、煩わしさや敷居の高さを感じる人がいるかもしれない。
    ・次巻以降に人間ドラマがあるならば、それに期待したい。
    ・主人公のキャラが好きになれない、いまいち。協調性と柔軟性がカギになってきそうだ。そして我ながら大人げない。
    ・知識欲と探究心すごい。

  • 読み物

  • おもしろかったです。
    新幹線とか、時刻表とか、のりものの好きな男の子に読んでもらいたいな。
    わたしは、へぇ〜。ポイントが多かったです。
    (知らなすぎ……^^;)

  • 集英社みらい文庫:
    列車番号の偶数が上り、奇数が下りになっていることは知りませんでした。「乗り鉄」の雄太、「スジ鉄(?)時刻表マニア」の大樹、「撮り鉄」の未来が繰り広げる「トレイン・トラベル・チーム」の初ミッション。鉄道クラブ発足に一役かったトラベル社長 遠藤の想いも嬉しい。鉄道大好きな子どもの顔が目に浮かぶ。身近な乗り物と仲良くなれそう。

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著者プロフィール

2011年、集英社より「電車で行こう!」シリーズで小説家デビューを果たす。「駅に泊まろう!」(光文社)など多数の鉄道小説を執筆中。
最近はずっと旅に出ていることが多くなり、このままだと家にいる時の方が少ないかもしれない。
「Exp」シリーズも二巻目となりました。
引き続き、よろしくお願いいたします。

「2022年 『RAIL WARS!Exp 人型重機は國鉄の夢を見るか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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