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- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784083210945
作品紹介・あらすじ
絶叫学級へようこそ。案内人・黄泉が、恐怖の授業へご案内します。今回は、頭がよくなりたい、お金持ちになりたいといった"願い"がテーマです。飲むだけで成績がアップする薬、簡単にお金が手に入る方法etc…。それらを獲得した少女たちは、努力することをやめてしまいます。楽に手にした願いと引き換えに、彼女たちが支払わなければならなくなったものとは、はたして…。小学中級から。
感想・レビュー・書評
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「能力サプリ」、「金のなる木」、「人魚の国」、「メリーの食卓」の4編収録。
初めて作者のあとがきがない。
「能力サプリ」
子供向け怖い話では定番の頭のよくなる怪しい薬。
使いすぎた主人公が退行するとか死ぬとかの結末が予想される中、脳を実験に使われるというラスト。
迎えに来た人間っぽくない人は何者なのか…。
いちいち怖い絵を挟まないでほしい…。
「金のなる木」
グースバンプスにありそうな話。
枯れた枝からお札が成る場面はシュール。
お母さんはまともだったのにかわいそう…。
「人魚の国」
人魚のしっぽだと思ったらひきずり込まれた人たちが連なっている姿だったという落ちが怖い。
そして、主人公が先頭に…。
「メリーの食卓」
何でも食べてくれるメリーさん。
嫌いな友だちでも食べさせるのかと思いきや、主人公と人形のメリーが入れ替わる。
「食べることは生きることにつながる」というお母さんのセリフが伏線となっているのがいい。
でも、何故主人公と人形が入れ替わってしまったのかは謎。
ありがちだけど十分怖い話。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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