物語や絵本のお菓子 ティータイムレシピ

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 113
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784083330933

作品紹介・あらすじ

ピーターラビットや赤毛のアン、クマのプーさんやムーミン…人気の物語や絵本に登場する、おいしいお菓子がおうちで作れます!少女の頃に好きだった、おはなしの世界へ誘う懐かしいティータイム。

感想・レビュー・書評

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  • 2014年お気に入り本。5類の本が年間お気に入りにエントリーするのは珍しいですσ(^-^;)
    この手の本はたくさんあって、正直どれもふーん…というレベルでしたが、著者さんがイギリスに留学して研究されただけのことがあって、文章もとても興味深く面白かったです。
    イギリス児童文学に登場する「料理」に着目し、イギリスの食文化背景を踏まえた上で、レシピを紹介。
    ミンスパイ!こんなのだったんだ〜(*^v^)
    『クリスマスキャロル』に出てきて気になっていました。
    ファージョンの作品集やムーミン、パディントンが出てきたのも嬉しい…あれ?ムーミンは北欧ですね^^;
    コラムに書かれていた言葉「食べ物がおなかを満たすだけのものではないことや、愛情が込められていなければ、心を満たすことができない」というのは、肝に銘じたいと思いました。
    物語とご自分の幼少時代や娘さん、料理やハーブに対する慈愛溢れる1冊。
    心を込められた作り、素敵な本でした。

  • イギリスの絵本とか児童書とかが好きな人向けの、出て来たお菓子のレシピ集。
    現物がどんなのだかわからなかったものがわかるのは面白い。

  • 2012/12/21

    Osaka Municipal Library

  • 長女が図書館で借りてきた本。なんか、某先生の香りがすると思ったら、著者は卒論をみてもらったとある。やっぱり~!!なつかしいなあ。先生と一緒に湖水地方を訪れるツアーとかあったけど、自分のゼミ旅行といつもかぶってていけなかった。講義とる暇なかったのよね。

  • 積みあげられた児童書と焼き菓子の表紙、あーあ…“ツボ”
    たまたま、本屋さんの店先で目にしてしまったのものだから、手にとり、後はもう読むしか(見るしか)ないでしょう(笑)
    好きなお話とティータイム、どの頁を開いても、私には美味しい!

    ところで、
    そういえば“ターキッシュ・ディライト(TURKISH DELIGHT)”ってお菓子ありましたね、“THE LION,THE WITCH AND THE WARDROBE”『ライオンと魔女』の4章のタイトルになっている…
    ナルニア国ものがたり、実は大人になってから原書で読み始めたので覚えています。そうか当時の瀬田貞二氏はわかりやすく“プリン”って訳されていらしたのね…。へぇ、トルコでは“ロクム”って伝統的なお菓子なんですか。
    ついでに、何とまあ、最近読んでいるセイヤーズのピーター卿ものにも、このお菓子が出てくる件を発見。『毒を食らわば』のラスト近く、執事のバンターが訪問してきた容疑者に差し出すお菓子がこれでした。
    “ミンスパイ”は、ハリポタじゃなくてももうあちこちで出てくるな、最近のこの本棚で言えば、『とんでもない月曜日』ではロケットでミンスパイが飛んできたっけ…(笑)
    それに、このあいだの『時の旅人』も伝統的なイギリスの家庭料理とお菓子の記述の宝庫でした。
    と、他にもいろいろ読んだ本を思い出す、興味深い楽しい一冊になりそうです。

  • 平成30年9月の特集「お菓子な本」

  • 児童書や子供向け小説を読んで「この料理どんな味なんだろう」と思わない人はいないでしょう。その夢を、少しだけ叶えてくれる本です。

  • 児童文学が好きで、甘いものが好きな私には最高の本。北野佐久子さんは昔、イギリスのお菓子の本を何冊か読み、どれも美味しそうなうえに、イギリスの風景や文化も紹介され興味深く面白い本達だった。今回も北野さんなので期待して読んだが、期待通りの面白さ、美味しそうなお菓子の数々でお腹が減って困った。取り上げられている本を引っ張り出してきて、再読するのも楽しい。

  • 読みたくなった本リスト

    こねこのトムのおはなし
    ひげのサムエルのおはなし

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著者プロフィール

北野佐久子(きたの・さくこ)
東京都出身。立教大学英米文学科卒。
在学中から児童文学とハーブに関心を持ち、日本人初の英国ハーブソサエティーの会員となり、研究のため渡英。
結婚後は、4年間をウィンブルドンで過ごす。児童文学、ハーブ、お菓子などを中心にイギリス文化を紹介している。
英国ハーブソサエティー終身会員、ビアトリクス・ポター・ソサエティー会員。
主な著書に『イギリスのお菓子とごちそう アガサクリスティーの食卓』(二見書房)、『物語のティータイム お菓子と暮らしとイギリス児童文学』(岩波書店)、
『ビアトリクス・ポターを訪ねるイギリス湖水地方の旅』(大修館書店)、『ハーブ祝祭暦』(教文館)、『イギリスのお菓子 楽しいティータイムめぐり』
『美しいイギリスの田舎 を歩く!』(ともに集英社be文庫)、編書に『基本 ハーブの事典』(東京堂出版)など。

「2019年 『イギリスのお菓子と暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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