本巻は、第1巻として、葛飾北斎の作品の内、鳥、動物(想像の動物を含む)、魚貝、花を題材とする、肉筆画、版画、摺物、版本挿絵を扱った。
1951年島根県津和野町に生まれた。美術史家、美術評論家。 立正大学文学部史学科卒業。その後、浮世絵を専門とする太田記念美術館の設立に携わり、同館副館長兼学芸部長に就任。2008年退任。 小学校の頃より北斎に親しみ、大学在学中には年2回の北斎専門誌を創刊。1990年には出身地の津和野に葛飾北斎美術館を開設し館長を務めた(2015年閉館)。 国内外で多くの北斎展を企画・監修。北斎研究の第一人者として国際的にも著名な研究者。2016年にはフランスの芸術文化勲章オフィシエを受章した。『葛飾北斎の本懐』(角川選書 2017年刊)など編・著書多数。2018年2月歿(享年66歳)。 2018年4月、所蔵する北斎とその弟子の作品(コレクション数約2,000点)は、松江市の島根県立美術館に寄贈された。 「2022年 『北斎絵手本集成 別巻 富嶽百景』 で使われていた紹介文から引用しています。」