きらきら (コバルト文庫)

著者 : 真船るのあ

• 集英社 (2003年10月3日発売)

作品紹介・あらすじ

クールで人と関わるのが苦手な風紀委員の慧と、無精で遅刻魔でクラスの人気者の隆之。顔を合わせれば火花散る、犬猿の仲のふたりだったが、ある日、ふとしたハプニングから夜の体育倉庫に閉じこめられて急接近…!ところが、晴れて気持ちは通じあったものの、不安にジェラシーにすれちがいにライバル登場、正反対のふたりの恋はますます前途多難で-!?青春ほのぼのボーイズ・ラブ。

感想・レビュー・書評

[ＲＩＫＡさんの感想 · 2005年3月4日]

真舟作品の中でもかなりほのぼの系率の高いお話です。
恋したばかりの二人の焦れったい恋愛模様って感じ。

人付き合いが苦手で他人からはクールな風紀委員だと思われている慧と、自由奔放で校則違反・遅刻の常習犯でもある隆之。
犬猿の仲の二人があることをきっかけにお互いを知っていくのだけれど、そのゆっくり進んでいく関係がじれったくもあり、微笑ましくて可愛いです。
特に大きな事件がおこるわけでもなく、その分、心情を追っていってるので徐々に変化していく様子が楽しめます。
真舟さんの書く「一見クールな意地っ張りの美人受け」が好きなので、じれったい話でも満足です。