わすれな人。 (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
4.09
  • (61)
  • (26)
  • (45)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 271
感想 : 30
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086004213

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • BLで数多の記憶喪失ものを読んできましたが、この作品は
    その中でもかなり上位にくるような、魂揺さぶる系の記憶喪失。
    兄弟ものって、苦手なんですが、これは最強にせつないです。
    もうね、無神経な兄貴を慕って慕って慕って慕い尽くして、
    傷つきつくして、それでも慕って…それで最後に、大好きだった
    兄の記憶をすっぽりと失ってしまう弟の恋が、もうあり得ない
    くらいの透明感でもって描写されます。

    最後のじゃがいものエピソードで、涙腺崩壊です。
    ごろごろ。この擬音語が、絶大な威力を発揮しました。
    確かにじゃがいもは転がると『ごろごろ』っと音を発します。
    けれど、これほどまでにせつない擬音語ははじめてだ…。
    明確なハッピーエンドで終わらないところがまたいいです。

  • 好きになったら、もうどうしようもないんだと思う。
    「あ行の作家」の言葉が、泣けた。

  • 同性+兄弟故の葛藤が痛々しい。ちっとなよなよしすぎかな。読後感はなかなかスッキリ。

  • かなり好きで不満ですw 読んで悶えてみて~w 整理中なのかサイトにあるという続きが見つからない…

    兄弟もので弟視点の兄貴が内心、狼狽えて葛藤して親愛は元からあるんで弟の苦しみを理解してやりたくて必死なのが伝わってきて、痛くて泣いてしまう。展開に、え?え!とかなるしw だから余計にこの終わり方は不満ww その後の不器用な兄貴を読みたくて悶える!!

    表面上はごく在り来たりな仲の良い兄弟、特別ベタベタしてるわけでもないし、男同士だしこんなもんかなと思わせられるんだけど、根底とか大前提に大切な弟があって、あれやこれでwこの描写、すごいくるものがあった。流石、朝丘さん。兄貴のズレてる恋愛観とかもいいw

    これは個人的な問題かな。弟視点で書いてあるのに兄貴の観点がやたらと流れ込んでくる。先生にヤラレタのかなw

    絶対自分のせいで忘れたと思ってしまうよな~。愛しくて遣る瀬無い。うあああん!

  • 小説

  • 腐女子ですが感動しました。

  • 小説っぽくない言葉遣いがちょっと気になってイヤ(じ→ぢ、とか)なんだが切ないい作品が多くて好きな作家さん。
    もう新しいの出ないのかなぁ…

朝丘戻。の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×