緑のアルダ 水あふるる都 (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086005692

感想・レビュー・書評

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  • アナンシア姫の、内心の思いが語られます。
    そうですよね、いくらアルダ・ココの占いのお墨つきとはいっても、不安にならないわけがない。それを口にしないだけの分別がある王女は、立派に人を率いる器の持ち主だと思います。これから先、どこまで成長してくれるのかが楽しみです。
    一方、ヨールの夢という形で、ぽつぽつと千年前の出来事が語られています。考えてみれば、千年が経っているとはいえ、その時間を眠ってすごしたヨールにとっては、まだそれほど前のことではないんですよね。
    ヨールが彼女に会いたくないと思っているわけではないのは嬉しいんですけど、堂々と顔を合わせるには、気持ちがついていかないのも当然かと思います。ヨールにとっては贖罪に当たるこの旅が、それだけではないことを祈ります。

  • アナちゃんピンで表紙です。今回ある意味主人公です。
    榎木先生のデビューシリーズ、「リダーロイス」シリーズの舞台
    ミズベ国が舞台。
    当然と言うか、リダーロイスご本人も登場。
    今作での落ち着きっぷりは、元「主人公」とは思えない…

    リダーシリーズはかじる程度に読みましたが、リダーロイス(翔)は、
    元「普通の男子高校生」でやや優等生寄りの「普通にいい子」であり、
    普通の男の子の「翔」ではちと面白みに欠けるキャラだったのですが、
    その彼が金髪碧眼のオーラを持った王子になる部分が
    魅力だったのでしょうね。
    (とはいえ王子時代はさらにオーラの凄い脇の美形に押され気味だった(笑)

    しかし今ではすっかり「王様」の貫禄が。
    そんな彼とアナのやりとりは次巻に持ち越しですが;;
    代わりにアナが出逢ったのは今作で初登場の本物の「龍」でありました。
    このシリーズは今のところ「龍」が直接出ていなかったので、
    改めて描写が凄い(笑)。

    そんなこんなに至るまでの行脚は結構笑えました。
    ことごとく「犬」呼ばわりされるヨール(大笑)…1巻で凹んでいた彼を
    思い出すと笑えるなぁ(ぉい)。
    ニギヤカ担当オカマ兄妹も再登場でほんとににぎやか。
    カートラムさんのお笑いは彼ら譲りか、オベロ譲りか。

    で、悪役といえば余裕がお約束なのにルダート王子+ラダは
    アルダ・ココ達以上にじたばたしてるし。
    こいつらのマヌケっぷりも笑えました。

    そんなこんなでヒーローヒロイン凄い地味でしたが、相変わらず
    アルダ・ココは天然お人よし(オノボリさん)、
    ウルファは疑り深い(オノボリさん)です。

    そして本編では他のリダーのキャラたちや、
    ついに「りゅーま」のキャラも回想でしゃべります。
    「りゅーま」後半はリアルタイムで読んだので懐かしい!

    そして「りゅーま」ファンにはたまらない最後の短編…
    シェイラもリデルも好きだった私としては、
    この出会いはたまらんです。そしてタギの「親」、バカップル!

  • アナンシア王女、守龍探しの旅・ミズベ編。

  • ミズベ国に入り、王と水龍を見たいと望むアルダ・ココ一行。
    アナンシアは守龍神殿でミズベの守龍と出会う。
    その後王都に入る前にパンポール一座と合流し、自分達が手配されていることを知る。
    そしてついにミズベの王リダーロイスとの面会。
    相変わらずソコソコ面白い程度です。

  • 第9巻
    祈りをささげよう。まだ見ぬ龍のために!
    いよいよミズベへ入ったアナンシアたち。守龍の住まう国は、豊かな水の都だった。アナンシアは若くして守龍復活を果たした国王に俄然興味を持つが…。千年前の〈悲劇〉の驚くべき新事実が明らかに!?

  • リダーロイスシリーズの方は読んでないのだけど、いつかは読みたい。
    (だって関連作品リンクしてるんだから)

    ヨールの印象が…例の事件の時のヨールってあんまり覚えてない(苦笑)

  • 未読。所有。

  • リダー・りゅーまと同じ世界観での新シリーズ。
    二つの物語のその後を織り交ぜつつ、新しい物語を展開する。どっちも好きな身にはたまらんシリーズ。ただ、すでに結構巻数を重ねているにもかかわらずまだテンションが上がり切らないのは私だけか…?

  • 書店購入(2005-04-01)。
    未読。
    大好きな作家さんのひとり。
    で、私がこの作家さんにはまるきっかけになった作品の世界観、龍と魔法のファンタジーをそのまま使って書かれている作品。
    しかし、このシリーズ、すべて購入しているにもかかわらずすべて未読。とりあえず、本棚整理して1巻探さねば。

  • やっとミズベだー。懐かしい人が出てきて嬉しかったり。思い出語られるとあの辺のシリーズ読み返したくなります。って続きなのか今回。

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