カントリー・ハウスは恋のドレスで ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (ヴィクトリアン・ローズ・テーラーシリーズ) (コバルト文庫)
- 集英社 (2006年10月3日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086008310
作品紹介・あらすじ
仕立屋『薔薇色』は恋をかなえるドレスをつくると大評判。仕立て人のクリスと売り子のパメラは、とある公爵のカントリー・ハウスに住み込みでドレスを仕立てることに。公爵の愛娘アップルは気球で飛ぶことを夢見る少女。着飾ることを嫌い、採寸を拒むが、その理由は亡くなった彼女の母親と関係があるらしい。悩むクリスの前に、クリスが密かに思いを寄せる青年貴族・シャーロックが現れて…。
感想・レビュー・書評
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人の想いは複雑だなと思う。
時代によっては、身分やいろんなもので、自分の想いを殺して生きなければならないことがたくさんあっただろう。
今は、そういう縛りがなく、いくらでも自由に生きられて、本当にいい時代だと思う。
人は自由でいいはずなのに、自分でいろんな制限をつけて、自ら箱に入って、出られない窮屈な生活に甘んじたりもする。
本当は、そこを出て、自由に生きられるのに。
せっかく生まれてきたのだから、自分らしく、真っ直ぐに自由に生きたいものだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
着る者の心を映すドレスなら、作る者の心もきっと映してしまうのでしょう。
だから彼女は闇に引き込もうとしているのね。きっと。 -
シリーズ4
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ピンクのドレスを着たクリスが可愛かったです。クリスの闇のドレスに対する恐れは異常とも言えますね。闇のドレスを作っているのは本当にリンダなのか。続きが早く知りたい!
シャーロックのテラスでの独白には読んでるこっちが恥ずかしくなってしまいました(笑)身分差がこの二人の障害ですが、そこら辺の気持ちの揺れ具合がちゃんと描かれているのがとても良いです。
前から思ってたけどパメラの男前っぷりがすごくいい!じれじれカップルにはパメラみたいな人が必要だな思いました(笑) -
4冊目。
ラブストーリーは、お互いに好き合っていると(読者が)分かっているならば読めます。
恋のドレスと、闇のドレス。
きっと根っこの部分は同じ物なんだろうけれど、その違いはどんな風に書かれていくのか興味があります。 -
4巻
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アップルは滅茶苦茶頭の回転が速い賢い子なんだな~。
後、途中までメイドさんがアップルに闇のドレス着せるんかと疑ってました、すいません。
アップルが人質に取られた時にあんなに取り乱す人が悪人なわけないわ。
そして、パメラとイアン先生の恋路も面白くなってきましたね。
今のところ、イアン先生の方思いですが成就してほしい -
気球とは!アイリスすげえな。
199ページのシャーロックの独白が、なかなか率直で、まぁ生まれた頃からの責任というものに対する学習はそう簡単にぬぐえないし、彼の貴族としての立場をしっかりと見据える姿勢は悪くない。恋が正義とかぬっるい発想がないのが彼の良いところ。 -
貴族の愛妾の娘のドレスを作る話。
闇のドレスのことがちょっとずつちょっとずつ小出しに出てきた感じ。