聖霊狩り 愛しいひとのために (コバルト文庫 せ 1-33)

著者 :
  • 集英社
3.29
  • (2)
  • (3)
  • (15)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 63
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086011747

作品紹介・あらすじ

鎌倉の結界である切通しが次々と陥落し、残るは朝比奈と化粧坂のみ。それらを護るため手を組んだ御霊部とヤミブンだったが、山科時重によって化粧坂は血で穢されてしまった。最後の結界を死守すべく、柊一たちは朝比奈で敵を待ち伏せる。一方、小城美也が行方知れずだと聞いた早紀子は、萌とともに両親を説得し、鎌倉へ舞い戻るが…。怨念の渦巻く古の都を舞台に、最後の戦いがはじまる。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 前作までに広がるだけ広がり切った風呂敷をどう治めるのかと思っていたら、意外に力技で全てが元の鞘に収まったので感心しました。でも、これでシリーズ完結とのことで、ちょっと寂しいです。モウソウダケを生やした萌ちゃんが大好きだったんだけどなあ。美也子と一樹と鈴男と早紀子の四角関係の行方も気になるんだけどなあ。ちょっと残念です。

  • 新章に入ったからかまた新しい登場人物が増えた。
    御霊部でなにやらあった人の息子らしいけど。

    早紀ちゃんが巻き込まれすぎてちと飽きてきたぞ。学習しないと言うか無防備というか・・・
    しかも確かに早紀に出会ったのは御霊部の柊一くんだから肩入れするのは分かるけどヤミブンにも助けてもらってるのになぁ。
    克也にのみ良い印象を持たないんじゃなくヤミブンひとまとめで良い印象を待たないのはなんだかなぁ。
    最初はけっこう元気で好きなキャラだったからこれ以上嫌なキャラに書かないでほしいなぁ。

  • これでシリーズが終わり。
    でもそこらで飛鳥井がヤミブン入りすることになるようなこと書いてあるから、そうなるのかなー。

    最後は誠志郎が持って行ったような気がします。
    まさにかくしだまなわけですが、あれって前のシリーズ読んでない人はぽかーん何じゃないのかなあ…。

  • 愛しいひと…早紀子ちゃんでしょうか。表紙のイラストを見てようやく柊一のほうが誠志郎より背が高いんだと実感しました(笑
    そして復活した美也ちゃんが召喚したもの描写首を傾げつつページをぺらり。あっ、どこかで見たことがあると思ったら!!そうだよ、作者もデビサマ系やってんじゃん知ってんじゃんと思い出した…Σ(゜д゜;)

  • 鎌倉編完結と同時に、本編の最終巻。すべてが丸く収まって、という感じではない気がしなくもないんだけど、登場人物たちの日常はこれからもこんなふうに続いていくんだろうなと感じる良いラストだった、と思う。未来の彼らについて予測的な一行がラストの方にあって、ええーっ!!と驚いたので、正直に言うと今後の話も読みたいんだけど。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1964年生まれ。91年『闇に歌えば』でデビュー。
「ばけもの好む中将」、「暗夜鬼譚」シリーズ(ともに集英社文庫)、『怪奇編集部「トワイライト」』(集英社オレンジ文庫)など著作多数。

「2019年 『百鬼一歌 菊と怨霊』 で使われていた紹介文から引用しています。」

瀬川貴次の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×