戦国恋歌 眠れる覇王 (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086013826

作品紹介・あらすじ

美濃国の姫君・帰蝶。彼女が嫁ぐ相手は、あの織田信長。隣国までその名をはせる"大うつけ"だ。婚礼当日、白無垢姿の帰蝶の前に現れた信長は、噂通り、かっこうも言動も型破り!しかし、不器用ながらも帰蝶を思いやり、ものごとを真っ直ぐに見る信長に、いつしか帰蝶は恋心を抱くように…。ところが、信長の周囲では彼を快く思わない一派が、不穏な動きを見せて…?戦国ラブロマン。

感想・レビュー・書評

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  • 阿部さん、デビュー作も読んだのだけれど、文章とかシリアスとコメディのバランスとか、とても上手いと思う。

  • 読了後、ちょっともやもやが残ってしまったかな。
    恋愛要素は個人的にもう少し絡めてほしかったと思います。
    時代が時代でも、好きな人に愛人がいるって胸が苦しいです。
    少年のような心をもつ信長を表現したかったのでしょうけど、濃姫なのか吉乃なのかどっちつかずな彼の反応に終始むずむずしっぱなしでした。
    史実はどうであれ、この物語の中だけでも濃姫には幸せになって欲しいと思いました。

  • 信長と正室濃姫のお話です。
    時間軸としては結婚から弟信行の死まで。この話での信長は・・・天然というか、結構幼い感じの描写も結構見られました。まだ若年なので、けっこう悩んだりふてくされたりしてます。
    そんな信長に時にいらいらしながらも一生懸命支える帰蝶(濃姫)がかわいかった。

    みんな信長を通してしか自分を見ていない、信長を倒さなければ自分は自由になれない、という信行の言葉がとても印象的でしたよ。

  • 戦国時代物は当たりはずれが激しいので、読むまでどうかなーと思っていたが……まあまあ。
    私の好みに類する信長でした。斉藤道三がいい味出してる親父。
    戦国ものとしてはどうかと思う人はいるだろうと思うけど、普通の恋愛ものとしてはそれなり。
    ただ、イラストが微妙。私はあんまり好きじゃない。これは好みの問題だな。

  • 2010/04/10:王道ですが、キャラクターが魅力的で面白かったです。

  • 少女小説らしい信長さまでした。そして意地っ張りなのに泣き虫な濃姫がいいです。どちらもツンデレな二人ですね

  • 史実のままなので目新しさはないけれど、描写のうまさでどんどん読み進められる。展開が分かっていてもぐっときた。帰蝶がけなげでかわいい。

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著者プロフィール

岩手県生まれ。『陸の魚』で雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選。『いつまでも』で2008年度ロマン大賞受賞。集英社オレンジ文庫に『鎌倉香房メモリーズ』シリーズ(全5冊)、『どこよりも遠い場所にいる君へ』コバルト文庫に『屋上ボーイズ』、ノベライズ『ストロボ・エッジ』『アオハライド』シリーズ、他の著書に『パラ・スター 〈Side 宝良〉』などがある。

「2022年 『読んで旅する鎌倉時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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