- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086013963
作品紹介・あらすじ
神と人の間に生まれた"水守"には、水を操る力と強い膂力がある。だけど、幼い頃に拾われた水守の少女・朽葉にはまったく力がなかった。そんな朽葉が、幼馴染みの少年・阿木に強引に誘われ家出した。ところがそこで碧絡と名乗る美しい青年に声をかけられてしまう。阿木は反発するが、なぜか碧絡は朽葉の前に何度も姿を現し、朽葉によく似た人物を探しているというのだが…。
感想・レビュー・書評
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2010.06.25 読書開始
2010.06.27 読了
可もなく不可もなく…
これだけでも十分楽しめる内容ですし、続きが出てもいいような雰囲気でもあります
私は評価甘目の設定なのですけど、何とも感想が書きにくい感じデス
シェンカとは雰囲気がガラリと変わり、和風ファンタジー
ただ、そこまで珍しい設定でもないかと思います
★3くらいでもいいかなー…、とは思いました
カバーはとても綺麗なんですけどね! -
6月新刊、あ18-18、230p、520円。
和風ファンタジーの新作。
字が詰まってなくて、読みやすい。
前に読んだあさぎり夕さんのは思いっきし詰まってたからなー。
イラストが通常より多い気がしました。綺麗な絵なので、特に印象が強くてそう思ったのかもしれませんが。
こういう、架空の国を舞台にした和風ファンタジーって今一番書きたいもの。神様やら特別な力をあやつる者(水守)やらが出てきて、とっても参考になります。
主人公は水守としての力がない(けど人間性にすぐれていて、他の人にないものを持ってる)、つかみどころのない超存在のヒーロー、奔放な兄妹たち、外へ行って仕事をする――。ちょっと勾玉花伝とかぶってるような気がしないでも、ないですが。
ストーリーには初めての家出、依頼の内容、主人公の出世の秘密、碧絡との出会い、などなど複数のほどよい緊迫感があって楽しめました。
一気にすぐ読めちゃいましたし。
一応、シリーズの一作目の形ですが、一話完結もしているので、ロマン賞への参考にしたいところです。
この人はずっと和風ファンタジーを書いている人らしく、旧作も気になりました。