- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086014816
作品紹介・あらすじ
親友の律から、男性とつき合い始めたと告白された佳月。混乱する頭を冷やそうと、帰宅途中バスを降りて公園に向かった彼女は、出会い頭にある男性とぶつかってしまう。心配する男性を一度は振り切るも、佳月は公園で酔っ払いに絡まれ、結局はその男性に助けを求めることに。好感を抱きつつも、名乗らずに別れた数日後、律がその男性と親しげにしているのを見て佳月は衝撃を受けるが…。
感想・レビュー・書評
-
本編よりずっと先輩の代を描いています。
男性を好きになっちゃったら、リリアン女学園の生徒同士、親友ならどうするか?という、少女小説の王道みたいなテーマです。
女子校を卒業すれば、当然両性と関わる登場人物たち。愛や恋に限りなく近くて、でも異性の愛とは違う友情を育んでいる女の子たちの本音が正直に書かれていて、好感が持てます。
男性の中では一番!でも今は友情も大事です。
というスタンスは、少女達の本音だと思うのです。
異性愛に対応出来ないんじゃないの?という色めがねからも男の子ばかり追いかけたくならない?という色めがねからも
『NO!そんなんじゃないよ』
って爽やかに笑っていそうな気持ちいい読後感の解決がとてもいいです。男の子も女の子も、とても真面目で優しいのが読んでてホッとします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「マリみて」第36巻。
前巻に続き、いつもの"薔薇ファミリー"が登場しない番外編。男性との交際を巡って揺れ動く、リリアン女学園の二人の女生徒、佳月と律の百r…友情物語を描く。
何も気づかずに読み終えてしまうと、ただの女生徒の友情物語だが、気づいてしまうとニヤニヤが止まらない、"マリみて"ファンのための番外編。(全くピンと来なかった人は、とりあえずいつものプロローグを読み直してみよう!)
と、真相が分かるとその仕掛けに感心するのだが、読中の面白さはぼちぼちといったところ。 -
9784086014816 200p 2011・1・10 1刷
-
親友に彼氏が出来たとか そんなお話し
時代は平成ではなく昭和
何で過去?「私の巣」と同じで本編と無関係?とか思ったけど、「なるほど、そうでしたか」といった感じ
感の鋭い人なら序盤で気がつくレベル
ちゃんとそれっぽいヒントはあるし・・・ -
いよいよ、この本をラストに全巻読破達成である。登場する人物すべてが正直で思いやりに溢れる人たちという、現実社会ではありえない世界観は一見である。とても癒される。
-
ある日、佳月は親友の律から、男性と付き合っている事を告げられる。
いつも一緒だった二人が、それぞれ階段を登るお話。ステップ。
昭和時代のリリアン女学院のお話。
これ、一話を雑誌で読みました。
あれ、祐巳たち昭和だったっけ?と思いながら普通に読み進めて行ったら、まさかまさかの令さまと由乃さんの女親の話だとは。
それにしてもいい言葉です、男の人の中で一番じゃダメですか。
使わないけども。 -
山百合会もリリアンもスール(姉妹)もほとんど関係が無い話。
でも、リリアンが舞台。
付き合っている相手がいたりとか良いなぁー
高校の時とかって、恋愛に憧れても出来なかったりってあるよね
特に男子校女子校だと難しいでしょ。。。。