風の王国 春の使者 (風の王国シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086015011

作品紹介・あらすじ

王太子ラセルの花嫁選びのため、翠蘭はツァントゥーに来ていた。できるだけ公平に4人の花嫁候補の人となりを知りたいと思う翠蘭だったが、周囲の人々の思惑と策謀が交錯して、花嫁選びは難航を極めて…!?そして、ツァントゥーの裏側に隠された酷い実態を知った翠蘭は、それを阻止するため、ある危険な駆け引きに応じるのだが…。新ヒロイン登場!?ラセルの花嫁は一体誰になるのか。

感想・レビュー・書評

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  • リジムがいなくなって、波乱のシャンシュン編が完結して、ぬるい感じになっちゃうのかなと思ったけど、花嫁選びもなかなか面白いです。再読だというのに誰が選ばれたかすっかり忘れてるのでドキドキしながら読んでます。

  • 唐の公主として吐蕃に嫁入りした翠蘭の激動の人生を描いた歴史少女小説。ヒーローとみまがうヒロイン、翠蘭の活躍が見事なシリーズですが、今回も活躍・活躍!毎回すばらしく面白いんだけど、今回もよかった。なんといっても燃える!今回もおなじみの「その他の人々」が素晴らしく上手く描かれている。「屍鬼」(小野不由美)と比べてもそん色ないと思います(特にシリーズ後半)。そして、最後には思わぬ人が現れてとてもうれしかったです。そろそろやっておくれだね~。(にまにま)毛利志生子さんも一般小説に向いていると思うんだけど、デビューしないかなあ。じりじり。ちなみに、今回も恋愛要素はゼロ(笑)。少女ですらない人妻が、王妃として異国の政治に、そしてひとびとのこころをおもんばかって悩む姿になっておりました。おすすめです。

  • やっと『己の娘売りこみ』男がいなくなったと思ったのに
    花嫁選びは難航をするばかり。
    それどころか、あの手この手で優位に立とうとする人達の思考と
    知ってしまった現実が。

    屋敷が古いたら文句を言っていた、付きまとい男がいなくなったのに
    まったくもって進まない花嫁選び。
    ある意味進みましたけど…絞る、という意味で。
    やる気だけがあっても、そこに中身がとわなければ
    完全に駄目駄目っ子でしたし。

    しかし家に招けない、というのがこういう意味だったとは。
    優位になるかもしれない、と分かっていても
    確実に駄目でしょう。
    自分がいる時なら誤魔化しは効きますが
    いないなら…発覚は早かったと。

    分かりやすい悪役ではありました。
    これ、知り合いやらクラスメイトやらにいたら
    ものすごく近づきたくない人種です。
    ある意味尊敬しますが、手段を選んでいない事を。

  • 王太子妃選抜編完結。

  • 奈良、吉野、上山などを舞台とした作品です。

  • 花嫁決定編。あいかわらず翠蘭がどこかにいくと何かしら表面化する。

  • 王太子の花嫁選び、後編。お妃候補の少女たちと翠蘭の交流がよかったです!

  • 面白い……の、だが。
    新ヒロイン登場、なんて書いてあるけど、わざわざヒロイン交代してまで続ける意味があるのかな。
    結局、コバルトのヒロインとしては年齢が上がってきちゃったからそうするのだろうが、だったら、もう、終わればいいじゃない。

    面白いからこそ、だらだら続けることに意味はないと思う。

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