- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086017893
作品紹介・あらすじ
所長は眼帯+不思議な力を持つ男子高校生・戒で、所員は彼の兄・新のみの「佐能探偵事務所」。父の浮気調査を頼んで以来、事務所に出入りするようになった美姫は、最近様子のおかしい戒が気になって!?
感想・レビュー・書評
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表紙ではドーンと存在感がある戒君ですが本編ではあまり活躍してません(笑)そして、私の頭ではこの話の面白さが全く感じられず。時間軸だの世界軸だの、過去に行ったあと、その世界と平行する別の世界へ、とかもうわけわからんようになるわ(笑)そして、読メでコバルト文庫に分類されてる。集英社だけどコバルト違うし!
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★私を信じて。信じてるって言って。そうしたら、頑張れる(p.174)
・とりあえずSFでしょう。題名から受ける印象とはずいぶん異なる内容。
・パラレルワールドのありようなんてのはおもしろかったです。STEINS;GATE系でパラレルワールド+タイムトラベルって感じ。
・ですが、なんせ読みづらかったです。なんというか素人っぽい文章で乗れなかった。せっかくの設定が説得力を失ってる感じでした。
【一行目】すべてのできごとは一通の手紙から。
▼簡単なメモ
【岡沢正/おか・さわまさ】医師。数一郎の友人。美姫は熊先生と呼ぶ。桐生家を気にかけてくれている。
【戒/かい】佐能戒。中二病? 常に眼帯をつけている。予知ができる。それもパラレルワールド全体の予知ができる。特に破壊関係の予知は外れない。かつて交通事故に遭い片目を失い予知能力を得た。美姫以外のクラスメートからは気味悪がられている。
【カオス団】なんか知ってるらしい、一見オタク集団。美姫は「変態団」と読んだ。団長を自称する者の正体は不明。彼ないしは彼女にも誰かの指示があるらしい。
【係長】ぶさ猫。
【起点】何かのできごと(破壊)が最初に発生する世界。特異点って感じかな。そこを正さねば破壊の連鎖は止まらない。
【公広高等学校/きみひろこうとうがっこう】桐生美姫や佐能戒が通う。
【桐生数一郎/きりゅう・すういちろう】美姫の父。妻を亡くし壊れたことがある。趣味は女装。最近では衣装を美姫が選んでいる。美姫はかなりのファザコン。
【桐生美姫/きりゅう・みき】→美姫
【佐能新/さのう・あらた】戒の九歳上の兄。探偵助手にして実質的な経営者。
【佐能戒/さのう・かい】→戒
【佐能探偵事務所】ボロアパート三階にある。ビル内の店子は佐能探偵事務所だけ。
【タイムトラベル】美姫はそのチカラを持っているようだ。
【パラレルワールド】この話でのパラレルワールドはどの世界もすべて常に同じ「質量」を保つらしい。ある世界の物体Aが壊れたらそれを起点として全パラレルワールドのAも原因は異なったとしても壊れていく。それを回避できないでもないが非常に難しい。なぜか佐能戒だけは「この世界」にしかいない。
【福富基/ふくとみ・もとい】隻柳会の医師。岡沢年の友人。姫乃の知人。珍しい症例が好き。
【ブタさん貯金箱】美姫の母の形見であると同時に、美姫と戒の縁をつなぐものでもある。
【美姫/みき】桐生美姫。実質的な主人公。佐能戒のことが好きだが殺さねばならないらしい。ワールドチェンジとタイムトラベル両方の資質をもっているらしい。
【ワールドチェンジ】パラレルワールド間を移動すること。数一郎がそのチカラを持っており美姫にも受け継がれているようだ。 -
タイムワープ、タイムリープ、パラレルワールドの考え方が出てくる。その辺りについての説明が端折られているので、状況整理をしながら読み進める必要がある。
カバーイラストはカキネ。 -
探偵事務所の社長で、未来視が出来て眼帯をつけた男は
主人公のクラスメイト、である。
母親からもらった形見の豚の貯金箱、から
歪みが始まったのかと思ったら…な状況。
まさかそこから?! な驚き。
どこかの次元でそれが壊れたなら、どこの次元でも
それが壊れるのは必須、と言われたら、回避すれば、と
思うのは当然の事。
成功してやったぁw で終わらない、現実の残酷性。
まぁ考えてみれば、それを普通は知らないので
壊れた、壊した、で終わるわけで。
しかしあまりにぐるぐるしてくると、何が何だか。
もういいのでは? と思って飽きてきてしまいました。 -
02/21/2017 読了。
図書館から。
著者作・初。
んー…いまいちはまらないかなー… -
トリップもの、というしかない。
面白くなかったなぁ・・・。 -
探偵事務所には男子高校生の社長とその兄の社員、猫の係長といりびたりの主人公がいる設定。紹介と副題から流行りの探偵ものかと思いきやまさかのタイムトラベルもの。終始交通事故などのトラブルつづきでへき易しました。探偵事務所という設定は生かされておらず、タイムトラベルの話も急すぎな感じ…終わりはよかったけど、好きな作家さんでいくつも読んできただけに残念。
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設定詰め込み過ぎ。物語が始まる前の段階で色々事件がありすぎてごちゃごちゃしてくる。タイムトラベルをする設定上仕方ないのかもしれないけど、文章も変に飛んで読み辛いなぁ。キャラクタは皆個性的で可愛いのに残念。