大帝の恋文 ロマノフ大公女物語 (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 44
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086017947

作品紹介・あらすじ

18世紀、ロシア。宮廷を牛耳るのはピョートル大帝一家。公女アンナは、ある日突然美貌の青年と婚約することになる。それは、この宮廷中を揺るがす陰謀と事件の幕開けだった。2013年ロマン大賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。
    欲をいえば
    主人公の恋をもっと書いてほしかった。

  • ロシアに対する新しい解釈の扉が開いた。
    なるほど、田舎貴族。こういう解釈なのか。

    史実にそった物語はラノベ界隈ではあんま見かけないから嬉しい。
    面白かった~~~(*´`)

    デビュー前~後に拝見した短編作品は全部後味悪かったので、今回も後味悪いのかなあ、と思ってたらハッピーエンドでびっくり。
    宮廷で守られているだけだった主人公が、マリア・カンテミールや、カール・フリードリヒと接する中で、外の世界に目を向けて、政治や教養、文化の持つ力に気が付いていく。
    アンナの目を通して、当時のロシアやロシア語の持つ魅力を伝えてくれる、とても良い作品だったと思います。

    この作品を機に、ロシアに興味持つ人いっぱいいるんじゃないかな。
    私、ロシア史勉強しなおしたいなー、って思ったよ。
    次の作品も楽しみですヽ(*´▽`)ノ

  • 面白かったんだけど、何が書きたいのかよくわからない話。途中、どっちがヒロインなのかよくわからなかったよ。面白いのだからもったいない。
    大公女のロマンスという割には、その教育係の出番とエピソードが多すぎる。一冊に纏め、しかも、低年齢向けラノベという場所でやるには難しい題材だったのではないかな。
    どうせなら、一般文芸の枠でやって欲しいかも。

  • 歴史もの、しかもなにかと話題のロシアが題材ということで手にとってみた。
    ロシア大公女なのに、大公とその后を呼ぶのが「父ちゃん、母ちゃん」。妹と二人、こっそり酒盛りをし、酒がないからと盗みに入る大公女。
    いいのかこんなんで?と思ったら、いいらしい…ほんとに?ロシア(笑)
    ラノベ特有のキラキラな恋愛描写はないけれど、大公とその愛妾の恋愛など、なかなかおもしろく読ませてくれる。そのぶん主人公CPの影薄いのがちょっと残念。

  • 史実の人物を題材にしてのヒストリカルものが最近は少なく寂しさを感じる私としては、大好きな傾向の物語で、喜シ。
    新人さんということで、多少のつっかかりはあるものの、陰謀に巻き込まれる大人達の恋の手助けをしながら、少女から大人になる過程はとても丁寧で好感。
    ヒロイン自身の物語というわけではなく、彼女の父であるピョートル大帝と、教育係マリアとの愛が中心のお話なので、ヒロインに共感しながらの恋物語を求める方はご注意。

    今後もヒストリカルを書いて欲しい
    応援と期待をこめて、★5で
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3562.html

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