北条奥右衛門の秘密 虚妄事件簿 (COBALT SERIES の 4-2)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086018241

作品紹介・あらすじ

虚妄──この世ならざる、幽玄なる存在。虚妄に対応する力を持つ青年・北条奥右衛門。祖母を亡くした中学生の少女・歩は、北条の屋敷で暮らすことに。虚妄と対峙し、自分の力に目覚める運命の始まり…!

感想・レビュー・書評

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  • 祖母が死んで、見つけた手紙に従って連絡を入れた先は
    過去の祖母の『仕事』部下、だった。

    全体的に部下、という事でしょうか?
    あの時が初対面のようですし、もしかして
    そこから部下になった、という事??

    女子中学生と、引き取り手である書道の先生の視点が
    かわるがわるで話が進んでいきます。
    おかげで、双方がどうしたいのか、どう考えているのか
    非常に分かりやすかったです。
    じわじわと過去が開かされていきますし
    奥さんがどうかかわっているのか、も。

    しかしこれ、自分がやられたら
    組織に怒鳴り散らしそうです。
    何の権限があって、こうするのか。
    むしろこれで死んだり後遺症やらトラウマやら起こったら
    どう責任を取ってくれるのでしょう?
    確実に取らなさそうです。

  • 幼い頃に両親を亡くし祖母も他界し、ひとりぼっちになった歩。祖母が生前に手配してくれていた相手、北条奥右衛門なる人物の元へ向かうがこの屋敷も「先生」も、また祖母その人もある種訳ありだと知る。
    続編があるかなあ、と思うのだがはてさて。

  • 故人からの手紙は涙無しには読めないと思う。それが相手への思いやりに満ちたものなら。この話、鏡面の両側から見たようなそんな文章を想像した。一人称で男女それぞれの側からの語りがあったから。途中からアジキ萌え!尻尾もふもふアジキ萌え!となってしまったのだけど(笑)あと理々緒も玲奈も最初はなんじゃこの子らは!と思ったんだけど、ラストまで読むと歩ちゃん(主人公)には合ってる友達なんだなと。この本を読むにあたり「銀河鉄道の夜」や将棋のルールに詳しいとより楽しめたんじゃないかな。

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