覆面竜女 巫女は目指す、六花の頂点 (コバルト文庫 あ 23-14)

著者 : 藍川竜樹

• 集英社 (2014年10月1日発売)

作品紹介・あらすじ

竜女選考第二試験のため漣王府へ旅立った蓉華。漣には蒼翔の母・月淑妃の命日を前に、蒼翔ら皇族も集っていた。しかし蒼翔が錯乱した皇帝に反逆の冤罪を着せられ、蓉華も参考人として拘束されて…!?

感想・レビュー・書評

[永杜さんの感想 · 2015年2月24日]

そして第２の試験は、実地。

そしてまた離れ離れ…かと思いきや
色々手段を考えるものです。
とかのんきにしていたら、いられない状態に。
いやしかし…すごい手段を選んでません。
というよりも、斜めすぎる突き進み方です。
この恐ろしさに、気がついてしまった人が一人…。
もう一人は、多分それどころではないでしょうし。

前回の謎が小さく解けた、と思ったら
また別の謎がひょっこり。
こちらはまた…何と言いましょうか、根が深そう？
皆様別行動してみたり、一回会ってみたり。
時間帯で考えると、あちこちで画策中。

ところでこの状態で、次の試験大丈夫なのでしょうか？
それどころでない気がしなくもないですが。
そしてヒーローのお母さん…人、ですよね？ｗ

[本読み隊さんの感想 · 2015年1月9日]

竜女関連に関しては、かなり血なまぐさくて、グロイシーンもありです。
蒼翔を意識するようになった蓉華ですが、彼女の危うい行動に嫉妬に狂いそうになった蒼翔の姿は、キュンポイント。
蓉華だけでなく、榎洛を慕う桜花など、自分の信じるもののために、一生懸命に頑張る女の子達がかわいい。

とはいえ、本音を言えば、一巻からのギャグの高低差に心が折れぎみ。
忘れた頃に覆面を思い出させてくれてくれるのだが、ボケにつきあうのにちょっと疲れた。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4216.html

著者プロフィール

藍川竜樹（あいかわ・たつき）
兵庫県出身。2011年度ロマン大賞を受賞した『ひみつの陰陽師』で作家デビュー。
著書に『龍仁庵のおもてなし 龍神様と捨て猫カフェはじめました』（三交社）、『孤高のぼっち令嬢は初恋王子にふられたい―呪いまみれの契約婚約はじめました―』（一迅社）などがある。

「2021年 『古器旧物保存方つくも神蒐集録　～わけあって交渉人の助手になりました～』 で使われていた紹介文から引用しています。」