偽姫 血族の花嫁と捕食者たち (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 50
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086018555

作品紹介・あらすじ

守護獣を使役できる血族の娘であるリリアの侍女ティナは、事故で代わりに守護獣と契約し、次期公爵候補に選ばれる。婿の座を狙う血族の御曹司たちの求婚合戦の獲物にされてしまったティナは……!?

感想・レビュー・書評

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  • 頑張り屋でウサギ系のティナと、実力もあって頼りがいのあるレギオンが良いコンビ。
    恋愛に関してはすっとぼけた感じですが可愛らしい。

  • ティナがいくら血族とはいえ、なんでグリュンドルと契約できたのか疑問だったのですが、ラストの方で明かされました。

    ただ、ティナの血筋が正当なものだったら、いくら狙われるとはいえ、お嬢様として生活できていたのが侍女として生きてきたっていうのは、ちょっとかわいそうかなって思いました。(本人は幸せそうですが)

    レギオンの持つ守護獣の位からしても、公爵閣下はティナとレギオンをくっつけようとしてますよね。
    二人の子ならかなり最強の守護獣を持ちそうですし。

    レギオンの兄とか出てきてないし、リリアも眠ったままで、たぶん次巻でそこらが出てきそうです。


    藍川さんの作品、中だるみすることが多いけど、これは読みたいです。

  • ベタな感じだが面白い。
    守護獣のはじめの台詞とか
    まだまだ謎多いけど。

    むしろ使い方きちんと教えといた方が
    安心なのでは。。

    親友がかっこいい感じで、主人公が
    女の子っぽく頑張るって話が多いけど、
    逆目線で作っても面白そうだな。と

  • 純粋で壮大(予想)な召喚ものファンタジーです。
    表紙裏の作品紹介から、逆ハーものとだと思い込んで読み始めると裏切られ感があるのでご注意。
    この作家さんのシリーズは、突飛なギャグで始まる割には陰謀渦巻くシリアスな展開になり、その落差がいつも気になっていただけに、今回はファンタジーとして1巻から楽しめそうなお話で、楽しみ。
    物語の序章の1巻。
    彼女が守護獣を契約してしまった顛末と、身代わりとして周囲の思惑によって翻弄されながらも孤軍奮闘し、よそのお家の問題に首をつっこみ、謎を解き、味方をみつけ、己の真実を知るまで。
    こういう話は、続かないと面白くないので応援ヨロ★
    偽物”リリア姫”として彼女がどこまで頑張れるのか?、兄嫁にと必死な残念男レギオンとの行く末とともに見届けたい。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4511.html

  • 守護獣は序盤にほんのちょっとしか出てこないのと鼻息(個人的イメージ)のみで満たされない!もっとくれ、竜を!エレメントごとの竜をもっと!この巻は決意表明みたいでした。皆、こうありたい、こうなりたい、いやなる!的な。

  • 意図せず強力な守護獣と契約してしまった草食系兎ヒロインが、肉食系バリバリの血族の男たちに迫られまくる、という逆ハーもの?けれど、当の本人がそれを望んでいなければキツイ環境だよね(笑)まぁ、そんな兎ヒロインを守るドーベルマン的立ち位置の教官殿が側で目を光らせているから大丈夫でしょうwwお互い恋心には気づいてないのに相手が気になって仕方ない感じはジリジリさせられます(笑)主役カップル以外のキャラクターも魅力的。主人公の生い立ちなどは予想通りでしたが、今後彼女がどのように成長していくのか楽しみです。続編出たら嬉しいな。イラストも綺麗だし。

  • 最近読んだ新作少女小説の中では大当たりの面白さでした!
    是非、シリーズ化を希望します!

    ヒロイン17歳、ヒーローは…結局何歳でしょう(笑)?
    本文中に出てきましたっけ??
    サイラスに「数年前まで十代だったくせに」と言われているので、21〜22歳くらいかと予想してます。

    4年前に運命の出会いを果たしていた2人でした。
    動物に例えると、ヒロインが草食系ウサギで、ヒーローが強面の肉食系…だけどウサギを守ってくれる包容力のあるドーベルマンというカップリングに萌えます!
    ヒロインも守られてるだけじゃなく活躍しているのが良かったです。

    表紙も素敵だと思いました。
    最近の少女小説に多いヒロインとヒーローの2人だけという組み合わせではなく、物語を象徴するような多人数の構図が素晴らしいです。
    脇役キャラの筈のジャックが表紙に登場しているのは何故?と思っていたのですが、ちゃんと意味がありました。
    しかし、表紙と人物紹介頁でヒロインが抱えている剣は何かの意味があるのかと思いましたが、特にそんな事はなかったようで、入れ替わっているリリアの特技が剣という事で描かれているのだろうと思いました。
    ヒロインとヒーローが互いに惹かれ合いながらも自分の気持ちに気付いてないという恋愛未満の関係で終わってるので、是非シリーズ化して頂いて2人が結ばれる所を見てみたいです!
    恐らく、細かい部分でのツッコミは色々ある作品だと思いますが、ストーリーに勢いがあり先が気になる展開でとても面白かったです。

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著者プロフィール

藍川竜樹(あいかわ・たつき)
兵庫県出身。2011年度ロマン大賞を受賞した『ひみつの陰陽師』で作家デビュー。
著書に『龍仁庵のおもてなし 龍神様と捨て猫カフェはじめました』(三交社)、『孤高のぼっち令嬢は初恋王子にふられたい―呪いまみれの契約婚約はじめました―』(一迅社)などがある。

「2021年 『古器旧物保存方つくも神蒐集録 ~わけあって交渉人の助手になりました~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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