黒猫館の夢見る天使 三日月伯爵とパリの約束 (コバルト文庫 こ 18-2)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086018586

作品紹介・あらすじ

20世紀、フランス。裕福な一族の娘・ミシェルは社交界デビューを目前に控えていた。後見人の伯母夫婦たちの策略で、厄介払いのための結婚をさせられることを知り、ある目的のためにパリに行く決意をして…!?

感想・レビュー・書評

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  • 父を失い、伯母夫婦によって財産も失って修道院に入れられたミシェル。
    修道院でも苛められていたけど、不祥事が明らかになって修道院は閉鎖され、学校に。
    学校を卒業したミシェルは、文通をずっと続けていた「三日月伯爵」と出逢うって感じで、コバルト文庫らしい作品でした。

    ミシェルの生い立ちはよくある感じですが、「三日月伯爵」=エリオットじゃなかったのは予想外でした。そういえば髪の色、違ってましたね。

    遺産の話は、ちょっと今まで気付かなかったのが不思議。
    小切手くらいだと軽いから気付かなさそうですけど、宝石がいっぱい入っていたら、思いから気付きそう、なんて思っちゃいました。

  • 最愛の父の死から一転、強欲な伯母夫婦に修道院へ追いやらて暮らした令嬢ミシェル。彼女が卒業とともに、人生の岐路で迷いながらも、自らの道を歩む決意をするというお話。
    二十世紀初頭のフランスを舞台にした少女小説らしい物語。
    手紙の主は誰なのか?
    古典的でロマンチック

    鬼展開になりそうでそうでもなく、仕事への情熱に目覚めそうでそうでもなく、ラブは薄い。全体的に曖昧。
    とはいえ、エリオットさんは良い男だった。楽しめた
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4540.html

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