棘公爵の花嫁 賭けをしましょう、旦那様 (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086018678

作品紹介・あらすじ

政争に敗れた父が亡くなり、路頭に迷う寸前だった伯爵令嬢ジゼルを救ったのは、冷酷で人嫌いとの噂の公爵バートラム。亡き父とバートラムの賭けにより、ジゼルは彼の妻に迎えられ…!? 歳の差ラブ!

感想・レビュー・書評

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  • ザ・コバルト!て感じ。

  • 人嫌いの公爵と、したたかでめげない令嬢。
    王道の組み合わせで、たのしい恋愛小説。
    乙女心にうといバートラムと、素直になれないジゼルのすれ違いには、きゅんとくる。
    気持ちが通じ合えば、それはそれでとても甘く、悶絶。
    子どもの頃からお仕えしている主人を大切に思うからこその、言動。
    執事と家令コンビの愛情も、ほほえましくてあたたかかった。

  • 白川先生史上1番イチャイチャ?してましたw
    糖度たっぷり♡♡

  • 前半頑なでいかにも子供っぽかったジゼルが、バートラムの優しさのおかげで変化して行くのが良く分かる。
    後半が非常に甘いので、変化が激しすぎる感じもしますが。
    成長前のジゼルのどこにバートラムが魅力を感じたのかを、もうちょっと描いて欲しかったかなと思います。

  • 父が亡くなり、老人の妻になるところを借金のカタに公爵バートラムの妻になったジゼル。

    最初はジゼルの父との約束だからと妻にしたあとは放置してるバートラムでしたけど、だんだんジゼルに惹かれてて、お互いに気持ちを伝えたあとは、甘々全開に。バートラムってこんな人でしたっけ?っていうくらいです。

  • 主人公ジゼルの強かさと小娘らしい傲慢さ、情の厚さがとてもよく描かれていて面白かった。人嫌いのくせに懐が深くて優しいバートラム様が素敵だしバートラムの前ではただ可愛いジゼルがほんと可愛い。
    可憐だけど強かなジゼルと気難しいバートラムという関係性がひと目でわかる香魚子さんの表紙絵も素敵。

  • 失脚した父が亡くなり、商人の愛人として
    引き取られる日にやってきたのは
    人嫌いと有名な公爵だった。

    王道というか、ツンデレというか…。
    デレ具合いにうっかり、にやにやしてしまいます。
    旦那様と同じように、親の名誉を復活させられるのか。
    が、目的ではありますが、その間
    いちゃつき具合が加速していく(笑)
    王太子も面白いですし…いや、人の上に立つ者ですから
    きっとこれが標準?

    個人的には爺コンビの掛け合いが好きですw

  • 人嫌いの旦那様と自身の願いのため彼に好かれたい没落令嬢の年の差新婚ラブ。人嫌いでジゼルとは関わろうとしないバートラムと接点を作るためジゼルは賭けを提案する。ジゼルにすっかり棘を抜かれて甘くなった薔薇公爵バートラムとジゼルの甘々な空気がなかなか良かったです。腹黒で寂しがり屋な王太子が出てきてから物語にメリハリが出た気がします。後半からの黒幕との対決は若干、駆け足だった気がしますけど、概ね楽しく読めました。

  • 途中までは普通だったけど棘公爵がトゲを抜かれてから甘~っ!バートラムとジゼルがお互い惹かれあう様になるまでが早かったように思うけど、まあいいでしょう。なかなかいい性格の王太子のエピソードも読んでみたいものです。

  • 人嫌いの旦那様×めげない若奥様の新婚ラブ。歳の差十歳♥
    領地をとりあげられて、愛人になるしかないジゼルの前に現れたのは、人嫌いで”刺公爵”と呼ばれる青年公爵・バートラム。突然の結婚話に戸惑うジゼルだったが、したたかな彼女は、領地を取り戻すために彼と仲良くすることに決めたけれど…

    人嫌いの彼となんとかして接点をもとうと、奮闘するヒロインという構図。”賭けをしましょう”という副題は、日常の細々とした部分で彼との接点を持つために使われる程度なので、勝負師的な話ではない。
    展開は王道だが、キャラの掛け合いが楽しく、作品全体のふわりとした雰囲気は良いです。前半はシリアスだが、後半に王子が登場した辺りからコミカル。
    コバルトらしい乙女ノベルとして楽しめた。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4724.html

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著者プロフィール

三重県出身。同志社大学文学部卒。雑誌「Cobalt」短編新人賞に入選の後、2012年度ロマン大賞受賞。主な著書に『下鴨アンティーク』『契約結婚始めました』「後宮の烏」シリーズ(集英社オレンジ文庫)『三日月邸花図鑑』『九重家献立暦』(講談社タイガ)などがある。

「2023年 『海神の娘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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