- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086018937
作品紹介・あらすじ
発売即重版の『後宮詞華伝』と同じ世界観の作品が登場! 都にある天仙菜館で料理人として働く鈴霞は、ひょんなことから皇太子・圭鷹の正妃に迎えられ!? 身代わり花嫁が謎解く、中華後宮ミステリー!
感想・レビュー・書評
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料理人と駆け落ちしてしまった有力貴族のお嬢様の代わりに、料理屋の包丁人の鈴霞は、宮殿の皇太子の正妃として送り込まれる。たちまちお転婆で、料理一筋の本性を皇太子の前で暴露してしまい、毒殺されかけた経験から偏食になって仕舞った皇太子の心を捉えてしまう。陰謀渦巻く宮殿のようでいて、頻発する毒殺疑惑の真相は意外なことだった。それらのことを、鈴霞が庶民ということも乗り越えて、めでたしめでたし。出てくる宮廷料理の美味しそうなこと、無類だ。面白うございました。
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料理が絡むとさすがに前作のようにはいかないのね。
直接口に入るものだし。
後宮ものの醍醐味と言えばそうなので、こちらはこちらで楽しく読みました。 -
いきいきとした主人公が可愛らしい。
料理上手で皇太子の心を癒すだけでなく、がんがん毒殺事件が起きる事で苦味も適度にあって良い感じ。 -
背中かゆいコメディ&ミステリー中華のシリーズ。
なにかしらに究極にこだわりのある後宮の美女の恋話です。
「笑わぬ花嫁の筆は謎を語りき」と舞台は同じ後宮ですが、前作とは20年後という設定らしく話の絡みはないので、どの巻からでも気軽に手にとれます。
こちらは、食へのこだわりを見せるヒロイン(というか包丁?)。ものすごくうんちく満載というわけでもなく、乙女ノベルらしい甘い雰囲気が楽しいです。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5142.html -
こちらを読んでから、もう一度「後宮詞華伝」を読み返したくなりました。
『あれ、この人、前作に出てたっけ?』的な意味で。 -
前作『後宮詞華伝』の20年後設定で主人公格は前作夫婦から見ると甥っ子にあたる皇太子とその嫁。前作中でも気の毒な設定だった皇帝の後宮事情を背景にしたお話し。背景は闇が深いし毒殺メインなのに、二人のほのぼのクッキングといろんな人たちの盗み食いシーンに危機感薄れる不思議な構成でした。
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鈴霞の天真爛漫な人柄が好きでした。
料理にはあまり興味がないのですが、
食べてみたいなーと思わせる描写は素晴らしいです。
前作から期間が空いてしまって、
嵐快って前作の主人公だったけ?
とか少し混乱しながら読み進めましたが、
途中からそんなことはどうでも良くて一気読みしました。
前作の主人公二人が何だか寂しい感じで登場して
少し残念でしたが、こうやって時代をずらして
物語が続く方式は新鮮でした。
次作も楽しみです。
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このシリーズ次のコミカライズを読んで気になった。前にもこの作家さんは読んだことある。
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20180831 読破
辛い点ですみません。その②
綾瀬はるかは、女優としては好きなんですけどね。ちょっと、誰がいいか思いつきません。「鹿の王」はよかったですか。やっぱ...
綾瀬はるかは、女優としては好きなんですけどね。ちょっと、誰がいいか思いつきません。「鹿の王」はよかったですか。やっぱり民俗学的な話なのかな。