炎の蜃気楼昭和編 悲願橋ブルース (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086080101

作品紹介・あらすじ

重ねた手の温もりに縋っていたのも束の間、一本の電話が景虎に衝撃的な報せをもたらす。笠原家を襲った悲劇。朽木という友を失い、レガーロを辞め、新たな犠牲が生まれ……終わりなき戦いの行方は?

感想・レビュー・書評

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  • いよいよ佳境に入ってきた。

    黒服づくめの直江は、この辺からなのね。

    景虎の分身に翻弄される直江がよかった。

    しかし、直江の人物像にしろ、景虎の人物像にしろ、決してブレないな、桑原水菜。

    これだけ長い話を書いていると、途中で人物像がぶれぶれになってもおかしくないのに。

    この作者は、すごいと思う。

  • 思えばなんだかこそばゆい感じのする直江にもすっかり慣れてしまっていたのか。ずっと前から知ってる気がする直江になってしまったことが、それはそれてやっぱり悲しくて、それでもときどきあらわれる可愛い直江が可哀想でつらくて。景虎はもうわけがわからなくて。しんどいな。うん、しんどい。
    おまけに、すこし、救われる。

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著者プロフィール

千葉県生まれ、東京都在住。中央大学文学部史学科卒業。「風駆ける日」で1989年下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞後、90年『炎の蜃気楼』でデビュー。同シリーズは累計680万部を超える大ヒットとなる。他の著書に、今作を含む「西原無量」シリーズ、『カサンドラ』、「赤の神紋」シリーズ、「シュバルツ・ヘルツ」シリーズなど多数。

「2023年 『遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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