クララ白書 ぱーと2 (集英社文庫―コバルトシリーズ 52D)

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  • 集英社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086103893

感想・レビュー・書評

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  • 実家でウン十年ぶりに読んだ一巻が楽しすぎて、続きを読んでしまった。
    ユリウスの怪談や、不良の長谷尾さん、助けてくれた西藤さん、マッキーの片思いはここから始まっていたんだなあ。
    ラブレター騒動の、初デートの心得はいま読んでもタメになるなあと思う。笑
    西藤さん、いい人すぎるし、昔の女子中学生が大人っぽいし、しっかりしてるし、友情は表面上はドライで面白い。
    出会いと別れにメソメソしてる、しーの。
    最後まで彼女はこの調子だったなあ。
    中学生なのに人情に厚くて感心する。それにしても字が多い(細かい)。
    なにげにやや暗いけどリリカルなあとがき(氷室の少女性についてのアツい想い)にもグッと来ました。←このあとがき、かつては意味わからんと思い、ほぼ読み飛ばしていたため今回は初見の勢いでした。

  • 2020

  • その昔、お隣の席の子に薦められて読んだ本、なつかしっす。今でも読める!映画もあったなぁ、今更だけど見てみたいところです。

  • 札幌などを舞台とした作品です。

  •  クララ白書。その2。
     短編連作としては、全作の方が単体として面白い。

     恋愛編とでも言えばいいんだろうか。周囲のメンバーが相変わらず酷くて面白い。
     心根の綺麗な優しい人なんていうのは、実に都合のいいステレオタイプなんだなと思う。

  • 所在:実家

  • 好きな世界で困ってしまう。
    子供のときは、ここに出てくる「シフォンケーキ」というものがどんなケーキなのかを知らず、ただ漠然と「おいしそうだなぁ」と思っていたのを覚えています。
    大人になった今、シフォンケーキは私の大好物です。
    光太郎としーのの関係が好き。
    しーのが、光太郎との関係を聞かれたとき、「あれはおじんじゃない」と笑い飛ばすところが。
    昔は「中学生なのに、大学生の男友達がいるなんて、すごいなぁ。いいなぁ」とうらやましく思っていました。

  • クララ白書第2弾!

  • しーのの初デートに舎生の寄宿破り、クリスマスバザーに菊花転校の危機。シリーズ第二弾。

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著者プロフィール

氷室冴子(ひむろ・さえこ)
1957年、北海道岩見沢市生まれ。 1977年、「さようならアルルカン」で第10回小説ジュニア青春小説新人賞佳作を受賞し、デビュー。集英社コバルト文庫で人気を博した『クララ白書』『ざ・ちぇんじ!』『なんて素敵にジャパネスク』『銀の海 金の大地』シリーズや、『レディ・アンをさがして』『いもうと物語』、1993年にスタジオジブリによってアニメ化された『海がきこえる』など多数の小説作品がある。ほか、エッセイに『冴子の東京物語』『冴子の母娘草』『ホンの幸せ』など。 2008年、逝去。

「2021年 『新版 いっぱしの女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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