- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086106450
感想・レビュー・書評
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先日、「迷宮」の方を読み返したのでこちらの「ミステリー」の方も読み返してみました。やっぱりこちらも懐かしかった~
シンデレラの国から戻った利根は、高校で親友もでき部活にも励み、幸せな生活を送っていた、はずなのに・・・また、あの世界に戻ってきてしまいます。
はじめてできた親友と好きな人のどちらかを選択しなければならないような気がしたり、親友とは別の時間を持つことに不安を感じたり、思春期ならではの繊細な気持ちの揺れがやっぱりとても上手。大人の目線からみたらなんてことないのにね。
こうやって一歩づつ大人になって行くのかな。がんばれ利根ちゃん!
次はジャパネスクシリーズを読み返そうかな。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シンデレラ迷宮 ミステリー版 ジェイン編、といったところでしょうか。
前作「シンデレラ迷宮」よりも圧倒されるところは残念ながらなかった。
ヒロインの成長がまた一歩踏み出された…そんな感じ。
氷室さんのあとがきで何だかしんみりしてしまった。 -
帰省中に再読。シンデレラ迷宮の続編。高校生になった利根は、万里(ばんり)という親友もでき、引きこもりだった中学時代から一転、それなりに充実した毎日を送っている。しかし、それなのになぜかまた、踊り子たちのいるあの世界に戻ってきてしまう。しかもなぜその世界に来てしまったかという記憶だけ失って。
前作から引き続き登場するのは踊り子オディールとジェインのみだけれど、肝心のそのジェインが、冒頭から失踪しており、利根はジェインの失踪の理由を行方を追うことになるミステリー仕立て。その過程の中で利根自身の現実逃避の理由も明かされ(思い出され)ていく。
前作ほどのカタルシスはなかったけれど、踊り子にもう一度会えたのは嬉しかったし、彼女と利根の別れの場面は切なかった。 -
10代から20代前半くらいに読みまくった氷室冴子。なかでもこのシンデレラシリーズが一番好きだった。今でもたまに読み返す。
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ジェインが愛したのは誰だったのか。謎解きを気にせず読めるとこがよいです。
ジェインエア読んでみよ。なんかアガサクリスティの、フランスの保養地(イメージ)がでてくるようなのが読みたくなりました。 -
小学生の時からの心の根っこにあるバイブル。
ずっとずっと大切な本。 -
父さんが古い家から持ってきた本。どうやら続編っぽい。
利根は現実逃避癖があって、自分の内面世界で、以前(前の巻)冒険をして成長して元の世界へ戻ってきたのかな?
充実してる現実。だからもう、あの世界へ行くこともないと思ってたのに、内面世界へ。
内面世界の友達ジェインが行方不明になっていて、その原因が新しく出会った人たちにあるのではと探ってく。
利根すら気づかない深層心理と、この世界の出来事の根幹はリンクしてるっていうのが面白いなぁと思った。
自分で心を暴いて、結論を出して帰ってくるっていう、すげー自己解決方法なんだよね、コレ。 -
大好きな本の続編というだけで嬉しい。あの物語にまだ続きがあったなんて~!
ミステリーとついてる通り、推理もののように話が展開していきます。おもしろくてぐいぐい読めました。