なんて素敵にジャパネスク 2 (集英社文庫 コバルトシリーズ 52-S)

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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086107419

感想・レビュー・書評

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  • 「なんて素敵にジャパネスク」がコメディだからといって、油断して読むとびっくりすることになる…なった。初めて読んだときもそうだったが、今回も話に引き込まれて一気に読んでしまった。それにしても、どうしてこのシリーズを手に取ったのか、さっぱり思い出せない。昭和60年4月15日第1刷発行の本だが、手元にあるのは昭和63年2月25日発行の第30刷。ということは、就職してから少女小説を買ったのか。

  • 吉野君編。
    運命って残酷だなぁと思う。
    きっとあのまま大きくなっても、
    吉野君と瑠璃は身分が違うってことで結婚できなかっただろう。
    元々(本当の)立場だったなら、
    瑠璃と吉野君が結婚するのは何の障害もなかったのに。
    帝が瑠璃にちょっかい出していなければ、
    こんなことにならなかったのかなぁ。
    帝は帝で恋心?と心配とで、
    自分の近くに呼び寄せたかったとしても、
    吉野君にはそんなことわからないしね…。

    本当に鬼みたいなやり方で何人も殺し、
    しかも動機が「なんだそりゃ!」って思えなくもないのに、
    吉野君が悪い人だと思えない。
    同情すらしてしまうのは、作家さんの力かなぁ。

    しかし、それを上回るほどの高彬のカッコよさ。
    特に最後の方なんて、もう素敵すぎて年下なの忘れるほど。
    いや瑠璃姫さま、良い人に好かれたな。


    以前読んでいたのはここまで。
    ここからは未知の世界だけど、どうなるのか期待半分不安半分。

  • せ、切なっ!この微妙な三角関係やら人間関係に思わず泣けてきます。

  • 白一色の 吉野…吉野君と 会えるといいな…

  •  用があったので本棚の奥から引っ張り出して全巻読みました。でもこの2がやっぱり一番好き!
     ラストシーンでイメージさせられる映像がもう美しすぎて悲しくて。
     初めて読んだ子供の時に、この本を読んだという事実をどこかに残しておきたいと、劇中使われた「御吉野」という言葉から、一文字を当時のペンネームに使ったりしましたうひいぃぃぃぃぃぃぃ!恥ずかしいぃぃぃぃぃぃ!
     でも後悔してない。それくらいの名作です。
     吉野君は生きてますよね…(´・ω・`)

  •  人物配置と展開が見事。
     わざとらしくない自然な困難って不思議だなぁ。

  • 第2巻

  • 敢えての二巻。この最後のくだりが、とても好きです。
    いつ読んでも泣いてしまう。

  • シリーズ第2弾!

  • 初めて読んだ日から十年以上過ぎましたが未だに泣ける一冊です。

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著者プロフィール

氷室冴子(ひむろ・さえこ)
1957年、北海道岩見沢市生まれ。 1977年、「さようならアルルカン」で第10回小説ジュニア青春小説新人賞佳作を受賞し、デビュー。集英社コバルト文庫で人気を博した『クララ白書』『ざ・ちぇんじ!』『なんて素敵にジャパネスク』『銀の海 金の大地』シリーズや、『レディ・アンをさがして』『いもうと物語』、1993年にスタジオジブリによってアニメ化された『海がきこえる』など多数の小説作品がある。ほか、エッセイに『冴子の東京物語』『冴子の母娘草』『ホンの幸せ』など。 2008年、逝去。

「2021年 『新版 いっぱしの女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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