愛と哀しみのフーガ 上: まんが家マリナ密室殺人事件 (集英社文庫 コバルトシリーズ 183-O)
- 集英社 (1988年6月1日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086111768
感想・レビュー・書評
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やっときたカークーーーー!!!
そして美しくバラ舞い散る中、金の小舟で
冬眠するシャルル。シャルルの冬眠も久しぶり!!
読みたかった懐かしいシーン満載で
大興奮のフーガ!!!
バラから生まれバラに戻っていくアルディ家の人々。
実際いたらひくけれど、本の中では徹底的に
美しい世界もまた素敵♡
でもやっぱりおきるのは陰惨な欲望渦巻く事件。
シャルルの影武者としてすべてを共有するジル。
鏡のように一方的にアウトプットするだけで、
ジルに一人の人間としての魂を見出さないシャルル。
一番近く、一番遠い存在なんて辛いなぁ。
シャルルが作った発明品"日仏同時通訳機"。
内臓のコンピューターがフランス語をキャッチし、
日本語に変換して耳に届けてくれる。
素晴らしい!シャルル、もはやドラえもん!ほしい!
いや、でも、精悍で美しく人の痛みを
自分の痛みとして受け止め、
戦う純情熱血のカークもやっぱり素敵!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
数あるマリナシリーズの中でも、この作品が一番良くできていると思います。シャルルの苦悩とアルディ傍流家に起こる事件とが緊密にリンクしてて◎。
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