- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086112284
感想・レビュー・書評
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男の子主人公の三人称。
氷室先生にしては珍しい形態。
まあ、海がきこえるもそうだけど。
三人称は今の流行りなので、これを読んで勉強したいところ。
ちょっとウブでどっちかといえば鈍臭い優等生の男の子と、女の子らしい感情で彼を振り回すツンな子のカップリング。
高知が出てきたり、海がきこえるに似てる感じ。
大学うんぬんの話は、コバルトでは新鮮だけど、自分が受験も一人暮らしも体験してる分、すごく共感できる。
クララアグネス多恵子ガールの読者の、成長にあわせて書いた感じ?
あとがきの、高3のはじけっぷりからくる後悔の話は面白かった。小説を書こうというきっかけって、こういうワンアイディアからなんだなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「海がきこえる」がとても好きで、氷室さんの作品で似ているものを探していたんだけど、これが一番海きこの文章に似てると思う。みずみずしいけど、ひねりがあって、ぽんぽん読み進められる。続きがよみたかったな。
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全3巻★
1,2巻×2冊 -
大学受験に失敗したのに、ついテレビの合格インタビューを受けてしまったワタル。思っていたよりもテレビの威力はすごいのだった…。
ワタルが考えすぎる兄で、弟のタケルがジェームス・ディーンばりの反抗を見せるのですが、それぞれの気持ちがわかって、からまわりからまわりのお話しです。