冬のディーン 夏のナタリー 2 (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
3.50
  • (3)
  • (4)
  • (13)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 52
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086112840

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 挿絵の、ショートヘアお嬢様系や、長めおかっぱボブが可愛い。美帆の葛藤が良いです。
    …表紙と同一人物?格好良すぎやしませんか!?

  • あとがきにあるように、1冊目がワタルくんの物語なら、2冊目は蓉子の物語。
    お友達の弓岡さんや、元かれのジュンチくんとのお話が出てくる。

    母親からは甘えん坊で何もできないと思われても、実は芯の強い子、でもその環境で自分を貫くために甘えん坊を演じる処世術、だなんてキャラが面白い。
    女の子は空気読んで、いい子キャラを演じるところがあって、氷室先生の小説に、そういう話はよくあるけど。(さようならアルルカンとか)

    しかし、ワタルと再会した気まずさを、そのまま本人に言って、今後どうこうするとか宣言するって、すごく強いよ。
    気まずくなったら無視、が世の常だけれども。
    強い子を書いてて、人間理解がすごいんだよなあ、氷室先生は。

    あとがきの、オレについてこいタイプが現実ではめんどくさいに、百万票!とおもったw

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

氷室冴子(ひむろ・さえこ)
1957年、北海道岩見沢市生まれ。 1977年、「さようならアルルカン」で第10回小説ジュニア青春小説新人賞佳作を受賞し、デビュー。集英社コバルト文庫で人気を博した『クララ白書』『ざ・ちぇんじ!』『なんて素敵にジャパネスク』『銀の海 金の大地』シリーズや、『レディ・アンをさがして』『いもうと物語』、1993年にスタジオジブリによってアニメ化された『海がきこえる』など多数の小説作品がある。ほか、エッセイに『冴子の東京物語』『冴子の母娘草』『ホンの幸せ』など。 2008年、逝去。

「2021年 『新版 いっぱしの女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

氷室冴子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×