銀の海 金の大地 1 古代転生ファンタジー (古代転生ファンタジー/銀の海 金の大地シリーズ) (コバルト文庫)
- 集英社 (1992年3月3日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086116152
作品紹介・あらすじ
真秀は湖の国、淡海で育った。そこは息長族の国だが、真秀はその一族ではない。ヤマトの大豪族の首長がどこかの奴婢に生ませた子で、息長の首長の真若王、丹波の首長の美知主とは異母兄妹である。母の御影はここ数年業病で苦しんでいる。その病によく効く熊の血凝をやるから取りにこい、という美知主からの伝言に、真秀は、不思議な霊力を持つ兄の真澄と、丹波へ向かう船に便乗した。
感想・レビュー・書評
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これを読んでおけば古事記が怖くない。
佐保姫伝説にどっぷりハマれます。
奈良古代が身近になりすぎて、うっかり奈良県民と結婚するという人生のオチを決定づけた一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
西暦350年あたりをイメージ
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全11巻
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故氷室冴子さんの永遠の未完(真秀編は完結してますが)の古代歴史ファンタジーの傑作。
日本書紀・古事記にある「佐保彦の反乱」をモデルに書かれています。
長い年月がたってますが、学生時代に読んでいてまたふと懐かしくなり手にとりました。
まだ、人が吉野ケ里遺跡みたいな時代の話ですが、尊い話です。何より、文体と表現の美しさは必見。
うつくしい世界を如実にあらわしてます。
好き嫌いはあるかもしれないですし、コバルト文庫ですが、氷室さん急逝されて完結することはないのだと思うと泣きそう。
個人的に真若王嫌いじゃないよ。
むしろ好きです。 -
これまでの挿絵と違って、一気にライトノベル感が出てますが、内容は作者な感じで。
母の造形に驚いた。 -
中三の頃に読んでいたので修学旅行で奈良に行く時胸が高まりましたが、まあ、奈良は現代的な年でしたよ。ええ。佐保川だってしっかり固められてましたよ・・・・
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古代日本を舞台にした本作に感化されて急に万葉集に興味を持って図書館でちょろっと調べてその気になってた十代の自分がしょっぱい思い出とともに蘇ります。
ずーっとずーっと、いつか続編が書かれるんじゃないかって期待してたけど、ジャパネスクの挿絵リニューアル版文庫が出たあたりで諦めました。
本当にもう続編はないのだなと思うとただただ残念。作者・氷室先生のご冥福をお祈りします。 -
一巻のみ前読んで、実はだめだった作品。人がみな苦手なのである。
だが、この機会に読む!
はじまりのはじまりということもあるので、これからなのだろうなと思う。 -
全巻(11巻)購入済み。
古代転生ファンタジーということで古代がテーマの小説ですが、さすが氷室先生!どんどんと引き込まれていきました。
序章の真秀の章後続きは読めなくなりましたが、何度読んでも飽きない大好きな本です。